値引き交渉もしたいし、1度の見積もりでは決められない!
何回目の見積もりでリフォーム業者と契約するもの?
初めてのリフォームだと、最初の見積もりから業者決定まで何回くらいやりとりするのかイメージがわきにくいですよね。
私も「何回も見積もりをお願いしたら嫌がられないかな?」と不安でした。
相見積もりの場合、2回3回と見積もりを出してもらっても最終的にお断りするかもしれないし……。
だからといって、大金をかけて大事な住まいをリフォームするのに妥協はしたくありません。
この記事では、見積もりを何回ほどやりとりしたのか、体験談ベースで詳しくまとめています。上手に見積もりを依頼するコツや注意点も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
築13年の中古マンションを約110万円でリフォームしました。
3回目の見積もりでリフォーム業者を、5回目の見積もりでリフォーム内容を決めました
- 見積もりのやりとりや流れ
- 見積もりを何回も依頼するためのちょっとしたコツ
- リフォーム初心者が値引き交渉する際の注意点
見積もりの不安を解消して、リフォームを成功させましょう♪
リフォームの見積もりは何回目で決めた?私の体験談
まずは私の体験談をもとに、リフォーム業者に依頼した見積もりの回数をまとめました。
以下の2つに分けて紹介します。
リフォーム業者を決定するための見積もり回数
リフォーム内容を決定するための見積もり回数
業者と契約してからも、見積もりを出しなおしてもらうこともあるのね
リフォームは形のないもの。話し合っていくうちにプランが変わることも珍しくありません
リフォーム業者を決定するための見積もり回数:3回
リフォーム業者を決めるまでのやりとりを時系列でまとめました。
リフォーム希望箇所や予算などを伝え、見積もりを依頼。
この段階では現地を見ていないので、大まかな見積もりしかもらえません。
8社の内、気になった3社(A社・B社・C社)に現地調査を依頼。
「リフォームできるかどうか」をプロの目で確認してから、ようやく正式見積もりがもらえます。
B社の提案内容が魅力的に感じ、A社・C社でも同じ施工方法ができるかどうか確認。
できる場合は価格はいくらか、最終見積もりを依頼。
業者を探し始めて最終見積もりをもらうまで、ざっと1か月はかかりました
1回目の見積もり
まず概算見積もりをもらった8社は、リフォーム一括見積もりサイトで紹介を受けた業者です。
最初は自分で一からネットで調べはしたんですが、素人の私が本当に信頼できる業者を見つけられるか不安になっちゃったんですよね。
一括見積もりサイトに登録している業者なら、厳しい審査基準をクリアしているので悪徳業者にひっかかることはありません。
リフォーム初心者の私でも、審査基準を満たした業者から選ぶのなら安心です
実際に使ってよかったリフォーム一括見積もりサイトは、別の記事にまとめているので気になった方は参考になさってください。
2回目の見積もり
現地調査を依頼するにあたり、8社から3社まで絞り込みました。現地調査は1~2時間と拘束時間も長く、立ち会うだけでも疲れる作業です。
やみくもに依頼するのではなく、本気の見積もりが欲しい!と思える業者を3~4社まで絞ると良いでしょう。
現地調査を終えると正式な見積もりがもらえます。
おもしろいのが、たとえ同じ内容を伝えたとしても、業者の知識や経験、センスによって見積もりはまるで違ってきます。
私は今回リフォーム予算が150万円以内と限られていたことから、「価格重視」で見積書をお願いしました。
- 要望通り、材質や設備は最低ランクのもので最安の見積書を作成するA社
- 家族構成やライフプランを考慮して、価格にメリハリをつけた見積書を作成するB社
- 価格重視の見積書と少し予算をかけた見積書の2パターン作成したC社
見積書を見比べ、価格にメリハリをつけたB社の提案内容が魅力的に感じました。
そうなると、A社・C社でも同じ内容で見積もりした場合の価格が知りたくなっちゃうんですよね
3回目の見積もり
最後にもう一度だけとお願いし、A社・C社に見積書の変更を依頼。
出そろった見積内容や担当者との相性なども考え、B社へリフォームをお願いすることに決めました。
こうしてリフォーム業者を決定するまでに、合計3回見積もりをもらいました。
スムーズにいけば、現地調査で出された見積もりで決定される方もいらっしゃるかもしれません。
リフォーム業者決定までの見積もり回数は、おおよそ2~3回くらいが目安になります。
リフォーム内容を決定するための見積もり回数:2回
リフォーム内容を決めるまでに見積もりを依頼した回数は2回でした。
カタログや実物を見て、どれにするのか決めていきます。悩ましいけど楽しい時間!
最終見積もりのつもりが、リフォーム業者と話し合いを重ねるうちに内容を変更
1回目の見積もり
リフォーム業者と契約した後は、より具体的なリフォームプランへと詳細をつめていきます。
設備のカタログとにらめっこしたり、クロスのサンプルを集めたりと、楽しい時間なんですが気になるのは価格。
たいていはメーカーが記載している定価ではなく、リフォーム業者の仕入れ価格+@の価格になるので、定価よりも安い価格で提示されます。
「これ可愛い・・・けど、いくら?」「このランクだとどれくらい高くなる?」と思っても、価格を確認するためだけに毎回見積書を作成してもらうのは申し訳ないですよね。
すぐ知りたくても、見積書の作成には数日かかる場合もあります
「ちょっと見積もり価格が知りたいな」と思ったときは、担当者にメールで確認するようにしました。
2回目の見積もり
すでに最終見積もりのつもりだったのですが、担当者との話し合いの中で見積内容を変更しました。
- 給湯器は納期遅延・価格が折り合わないため、他の専門業者へ依頼
- 畳のグレードをワンランク上へ変更
最終的な見積もりの決定までには約2週間ほどかかりました
リフォームの見積もりを何回も依頼すると嫌がられる?
忙しいのに何回も見積もりをお願いするのは気が引けてしまう…
リフォームの見積もり変更は当然のこと!3社ともいやな顔はされませんでしたよ♪
初心者にとってリフォームはわからないことだらけ。
素人がたった1回の見積もりで、リフォーム業者や工事内容を決められるわけがありません!
最初はこれだ!と思っていても、プロのアドバイスを受けるうちにリフォームプランが変わっていくんです。
え、そんな方法もあるの!?
私の場合、ここにお金をかけたほうがいいんだ!
と、新たな発見ばかり!
そうすると、同一条件で比較するために新しいリフォーム内容で見積もりを依頼することになります。
断るかもしれないのに申し訳ないなと心苦しかったのですが、どの担当者さんも嫌な顔一つされませんでした。
じゃあせっかく無料なんだし、リフォーム見積は何回依頼してもいいよね?
ちょっと待って!むやみやたらと依頼すると嫌がられるかも
無料だからといってリフォーム見積もりを何回も変更するのはNG
嫌な顔されなかったって言ったじゃない…
私の経験上、リフォーム業者を決定する前なら、見積もりの変更は一度だけにとどめておくほうが良いでしょう。
無料だとつい見落としがちになりますが、見積もり作成にはリフォーム業者の時間と労力がかかっています。
- 現地調査にかかる費用
- 各種書類作成
- 設備や材料の選定
- 経費の計算
リフォーム業者からすると、契約につながらなければこれらが全て無駄になってしまうのです。
当然ながらリフォーム業者の担当者は私たち専属ではなく、ほかのお客様の見積もり・工事をしながら対応しています。
無料だからとむやみやたらに見積もり変更するのは控えた方が得策です。
いろんなプランで比較検討したい気持ちはとてもよくわかります!
でもグッとこらえて、契約後に相談するようにしましょう
リフォーム見積もりを何回も依頼する際の3つの注意点
リフォームの見積もりを何回も依頼する際に注意したいポイントは次の3つです。
リフォーム見積を何回も依頼する注意点3つ
①事前に相見積もりであることを伝える
②見積もりが有料のケースもある
③他社の見積もりを見せて価格交渉はNG
順番に詳しく見ていきましょう。
注意点①事前に相見積もりであることを伝える
他社と比較したいので、この条件でもう一度見積もりをください
(え?うちだけに依頼していたんじゃないの?最終的に他社にとられる可能性があるのか…)
もし何回も見積もりを作り直したところで、他者の存在を聞かされたリフォーム業者は良い気分はしませんよね。
その時点でリフォーム業者との信頼関係は崩れてしまいます。
たとえ契約しても、お互いが不信感を持ったまま工事をスタートさせてしまっては、どんなリフォームでも失敗してしまうでしょう。
気持ちよく取引をするために、リフォーム業者のことも考えて依頼したいですね。
大切なのは、最初から相見積もりであることを業者に伝えること。
そうすれば、リフォーム業者も他者の存在を意識しながら見積もりをつくることになります。
ライバル意識が芽生え、私たちにとって有利になることも♪
とは言っても、「相見積もりしてます!」なんて言いづらいというあなたへ
心配な方は、先ほど紹介したリフォーム一括見積もりサイトの利用をおすすめします。
何も言わなくても相見積もり前提で動いてくれるので、嫌な顔をされる・見積もり自体を断られることもありません。
注意点②費用請求される?!見積もりが有料のケースもある
多くのリフォーム業者は、見積もり無料サービスを掲げています。最初の見積もりにお金がかかるとなると、依頼する人が減ってしまうためでしょう。
しかし、どんな場合でも無料になるわけではありません。見積もりを依頼するだけで費用を請求されることもあります。
見積もりが有料になる可能性
見積もり修正の回数 | 〇回までは無料、〇回以降は費用がかかる など |
見積もりの金額 | 〇〇万円なら一度まで見積もり変更は無料 など |
設計を依頼 | プランニング料、デザイン料 など |
リフォーム地域対象外 | 出張費〇万円 など |
見積もりは無料です、と宣伝している場合でも、こうした条件によって費用がかかることもあるので注意してください。
- 見積もり無料には条件(回数・金額)はないか?
- どこまでが見積もり無料の範囲内なのか?
注意点③マナー違反!他社の見積もりを見せて価格交渉はNG
大きな買い物をする時は、複数のお店から見積もりをとる方も多いのではないでしょうか。
例えば、家電量販店でライバル店でもらった見積書を見せて価格交渉をする、というのは安く商品を買うためのテクニックのひとつです。
リフォームの費用だって同じです。何十万、何百万とする買い物ですから、少しでも安く抑えたいですよね。
一番安く出してくれた業者の見積もりをもとに値引き交渉するぞ~!
ちょっと待って!リフォームでは他社の見積もりを見せる行為はリスク大!
わたしたち(施主)側のリスク
仮にA社にB社の見積もりを見せ、B社よりも安くしてもらったとします。
こちらとしては「ラッキー♪」なんですが、無茶な値下げには手抜き工事が行われる危険性があるんです。
熟練の職人では人件費が高いから、新入りに依頼して安くすまそう
この工事過程は短縮して、費用を浮かそう
こうした目に見えない品質や安全にかかわる項目は、素人の私たちでは気づけないところ。
安くすることばかりに目を向けているとせっかくのリフォームが、「安かろう悪かろう」になりかねません。
本来であれば見積もりは適正価格で提示されます。
無理に値引こうとするとどこかで無理が生じることを知っておくと安心です。
大幅な値下げをしても品質・安全を維持できるのであれば、最初の価格はボッタクリってことよね?
そんなリフォーム業者には大事な家を任せられない!
リフォーム業者側のリスク
リフォーム業界は地域密着の業種であるため、おのずとライバル会社も似通ってきます。
資材の単価や工事費用などが相手に知れ渡ってしまうと、今後の営業が不利な状態になりかねません。
そもそも、リフォーム業者は私たちの希望や意見を汲み取って、最適なプランのもと見積もりを作成してくれます。
労力をかけて作られた見積書を安易に他社に見せてしまうのはマナー違反!
リフォーム業者がまだ決まっていないとはいえ、モラルを持った取引をしたいですよね。
どうしても確認したいことがあれば、会社名や金額といった項目は伏せましょう。
まとめ:納得のいく見積もりで、リフォームを成功させよう!
今回私の体験談をもとに、リフォームの見積もり回数について紹介しました。
見積もりをもらった回数は全部で5回!
リフォーム業者を決定するための見積もり回数:3回
リフォーム内容を決定するための見積もり回数:2回
一概に見積もりは何回目で決まるもの、何回目までなら対応してくれるというルールはありません。
だからこそ、相手の立場に立って気持ちよくやりとりができるといいですね♪
納得のいく見積もりで、リフォームに対する不安要素を取り除きましょう!