リフォームの相見積もりは何社に頼む?5社以上はおすすめしない理由

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リフォームの相見積もりは何社
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リフォームの相見積もりをしたいけど、何社に依頼すればいい?
多ければ多いほどいいのかな?

きな子

築13年の中古マンションをリフォームしました。私は3社から相見積もりをとって信頼できるリフォーム業者を見つけました!

リフォームは形がない大きな買い物なので、業者選びはどうしても慎重になりますよね。

私たち素人には専門知識がない上に、数十万~数百万円かけて大事な住まいを預けることになるのです。不安になるのは当たり前ですよね。

相見積もりを依頼する業者が多ければ多いほど、選択肢も増えて「安くて腕のいいリフォーム業者が見つかるかも…?」と焦る気持ち、よーくわかります!

でも「数うちゃ当たる」作戦は、時間と手間ばかりかかるで失敗に終わる可能性が高いです。

相見積もりってただ単に見積もりをもらうだけではなく、スケジュールの調整や現地での立会など、思った以上に私たち依頼者の負担も大きい作業です。

きな子

実際に体験した立場からの意見だと、3~4社から相見積もりをとるのがベストです。5社以上はコントロールできなくなります!

3社からの相見積もりでも比較するのに時間がかかりましたが、正直5社以上になると訳が分からなくなっていたはずです。

詳しく理由については記事の中で紹介していきます。

こんな人に読んでほしい!

  • これからリフォーム業者を探そうと考えている人
  • リフォーム業者の相見積もりは何社からとればいいか悩んでいる人
  • リフォーム業者5社以上から相見積もりをとろうと考えている人
きな子

複数社の比較をする際の注意点やコツなども紹介しているので、この記事を読めば相見積もりをスムーズに進められますよ♪

読みたいところにジャンプできる目次

プロや専門家も「相見積もりは3社」を勧めている意見が多い

リフォームの相見積もりは、一概に〇社にとれば安心!というものはありません。

リフォーム経験者の中でも意見はバラバラです。

リフォーム経験者

リフォーム範囲が広かったので、5社以上は徹底的に比較したわ

リフォーム経験者

相見積もりって結構メンドクサイよ~2社で十分

確かに、リフォームの範囲や予算、住んでいるが都会か田舎なのか等、条件が違えば最適な比較数は変わってくるのかもしれません。

きな子

じゃあどうやって決めたらいいの?!

困ったときは専門家やプロの意見を参考にしてみましょう。

私がリフォーム業者探しに役立った書籍『リフォーム業者選び50のコツ』では2~3社に絞ることを推奨していました。

他の専門家やプロの意見も調べてみると、だいたいが3社からの相見積もりをすすめていたので、とりあえず私も3社から比較検討することにしました。

リフォーム業者3社から相見積もりをした体験談

私はリフォーム業者一括紹介サイト「タウンライフリフォーム」「ホームプロ」「リショップナビ」で紹介を受けた業者から、それぞれ1社ずつ合計3社に現地見積もりをお願いしました。

現地見積もりとは、リフォーム業者が現場まで来て、「問題なく希望のリフォームができるかどうか」「どんなリフォームを希望しているのか」を確認する作業です。おおよそ1~2時間ほどかけて採寸やチェックを行います。

現地見積もりは思った以上に疲れる

購入したマンションは当時住んでいたいところから車で1時間半かかる場所にあり、何度も行くのは面倒でした。

さらに、リフォーム予定のマンションは引き渡し前。不動産会社立会いのもとでしか新居の中に入れなかったので、現地見積もりは1度で終わらせようと日程を調整しました。

きな子

不動産会社さんには1円にもならない仕事なのに、半日拘束してしまい申し訳なかったな…

実際のタイムスケジュール

  1. 10:00~11:00 A社
  2. 11:30~12:30 B社
  3. 13:00~14:00 C社

私の場合、各社現地見積もりの所要時間は1時間でしたが、リフォームの範囲が広いと2時間ほどかかることもあります。

何時間くらいかかりそうなのか事前にリフォーム業者へ確認しておきましょう。

時間に遅れてくる業者や、採寸を丁寧にするあまり1時間では足りない業者もいたので、間は30分ほどあけておいたほうが安心です。

きな子

1歳ちょうどの子供がいたので、機嫌よく遊ぶためのグッズやお昼寝用の抱っこ紐など用意周到で臨みました。

初対面の人とかわるがわる3時間以上たちっぱなしでしゃべっていたので、大人でもかなり疲れる作業でした。

リフォーム現場が近い、すでに新居の鍵を預かっていて自由に出入りできる場合、現地見積もりの日程は分けた方が良いかもしれません。

リフォーム相見積もりの本当の目的は、値段を下げることではなかった!

相見積もりときくと、「各社競わせて値段を下げさせるぞ!」と意気込んでしまいますが、本当の目的はお金ではありません。

むしろ「見積もり金額が一番安かったから」という理由だけでリフォーム業者を決めてしまうと、悪徳業者にひっかかってしまう可能性もあります。

相見積もりの目的、それはずばり「複数のリフォーム業者から、プロならではの知識やワザを使った提案を聞けること」です。

同じリフォームの要望を伝えるんだから、どこも同じようなプラン内容じゃないの?

きな子

それがどっこい、3社の回答はおもしろいくらい違っていました。

例えば、和室の畳の入れ替えを相談した時の話です。リフォームの中でも畳の入れ替えは単純な工事ですが、3社ともに提案内容が異なりました。

畳をリフォームしたい!3社の回答は?

A社の回答

リフォーム業者

13年間一度も変えていないのなら、畳床(畳の芯になる部分)もダメになっているでしょう。表面だけを張り替える「表替え」は難しいので、まるごと入れ替える「新調」で見積しますね。

きな子

なるべく低予算にしたいのですが、新調だと高くなりますか?

リフォーム業者

そうですね~まあ、ざっくり表替えの2倍くらいはかかりますね。

きな子

(表替えの費用がわからないのに、2倍と言われてもな…)

B社の回答

リフォーム業者

小さいお子さんがいるので、今使っている「い草畳」ではなく、和紙でできた「和紙畳」がおすすめです。

きな子

なぜおすすめなんですか?

リフォーム業者

ダニが発生しにくく、水や汚れにも強いんです

きな子

いいですね!和紙畳にしようかな~

C社の回答

リフォーム業者

小さいお子さんがいるので、和紙畳が僕的にはおすすめですが、高いんですよね~

きな子

(B社は高いとは言ってなかったぞ?)そうなんですね、どのくらい高くなりますか?

リフォーム業者

ざっと20万円くらいはかかるかもしれません。

きな子

(た、高い~~~)

リフォーム業者

予算が限られているってことですし、無理にはすすめないです。い草畳でも柔らかくて気持ちいですしね。

このように、担当によって提案内容も使う素材もバラバラでした。

  • 従来通りのい草畳で提案する業者
  • 小さな子供がいるから和紙畳をすすめた業者
  • 事前にデメリットも話したうえで和紙畳を補足的に提案してくれる業者
きな子

ちなみにC社はきちんとデメリットも伝えてくれた上、こちらの「予算が限られている」という言いだしにくい要望も応えてくれて、好感度は爆上がりしています

確かに価格重視で依頼しているので、A社の提案が採用する確率は高いかもしれません。

しかし、和紙畳という私の中では新しい提案を受けたことで、「ほかで金額に余裕があるなら考えてみようかな」と気持ちが傾きました。

きな子

知らないままだったら、「そんなプランもあったの?!それならお金をかけてもやりたかったのに!」と後悔していたかもしれません。

相見積もりを依頼する業者が少ないとなると、そうした提案を受けるチャンスが減るということです。そう思うと、相見積もりを2社で済ませてしまうのはちょっともったいない気がします。

私の場合はリフォームまでの時間があまりなかったので3社に絞りましたが、できれば手間は増えてももう1社増やしても良かったなと少し後悔しています。

相見積もりを5社以上はオススメしない3つの理由

相見積もりの目的は分かった。
なおさら相見積もりは多いほうがメリットがあるんじゃない?

昨昨今、悪質なリフォーム業者のニュースは後を絶ちません。

私も実家が悪徳リフォーム業者に騙された経験があるので、基本的にリフォーム業者に対していいイメージがありませんでした。

リフォームで失敗したくない、損をしたくないという不安から、たくさんの業者から徹底的に比較したいと考えるのも当然です。

きな子

でもやみくもに多くのリフォーム業者から見積もりをとると、時間も労力も無駄にしてしまうかもしれません。

私がリフォームを経験して、5社以上の相見積もりをおすすめしない理由は下記の通りです。

  1. 時間がかかりすぎてしまう
  2. 比べる対象が増えすぎると把握できなくなる
  3. 断るのが大変になる

1つずつ紹介します。

理由①:時間がかかりすぎてしまう

先に紹介した通り、現地見積もりでは各社1~2時間ほどかかります。

さらには見積書の説明や打ち合わせなどを含めると、1社あたり3時間ほど必要になります。5社に依頼したとすると、単純計算で15時間もかかることになります。

比較段階に時間をかけるよりも、契約したリフォーム会社と「どんなリフォームをしたいか?」の話し合いに時間をとったほうがよりイメージに近いリフォームに仕上がります。

きな子

比較に時間をかけすぎて、リフォーム準備の時間が無くなっちゃうと本末転倒!


理由②:比べる対象が増えすぎると把握できなくなる

現地見積もり後、リフォーム業者から見積書を受け取ったら、比較検討がはじまります。

チェック項目
  • プラン内容
  • 料金
  • アフターケア・メンテナンスの有無
  • 担当者との相性

など一つ一つをチェックしてくには、1社だけでもかなりの時間がかかってしまいます。それを5社以上で比べるとなるだんだんと情報が把握できなくなってしまいます。

きな子

選択肢が多すぎると逆に決められなくなってしまうんですよね。


理由③:断るのが大変になる

最終的にリフォームを依頼する業者以外は、全てお断りすることになります。いくらリフォーム業者に相見積もりだと伝えていても、断るのは気が引けますよね。

相見積もりをする数が多ければ多いほど、断る負担も増えてしまいます。

きな子

親切にいろいろと教えてくれた担当者さんは、断るのが心苦しかったです。

相見積もりを依頼する前に!リフォーム業者を見分ける4つのチェック項目

5社以上は管理できなくなることもわかった。
でもやっぱり不安…3社じゃ少なくない?

きな子

リフォーム業者の見分けるコツさえつかめば大丈夫!

相見積もりを依頼する3社のリフォーム業者は、直感だけに頼るのではなく、段階を踏んで選んでいくことが大事です。

パッと見ただけではどこのリフォーム業者も同じに見えるかもしれませんが、見るべきポイントさえわかれば、ふるいにかけるのは難しくありません。

直接会う前でも会社情報からこれだけのことがわかります。

ここを見て!4つのチェック項目

  • 立地
  • 会社情報
  • 資格の有無
  • リフォーム実績

詳しく見ていきましょう。

チェック①:立地

車で1時間以内に来られるかを目安に選びましょう。

打ち合わせやリフォーム工事、アフターメンテナンスなど、業者にはリフォーム現場に何度もきてもらうことになります。

事業所が遠方地にあると、移動にかかる費用(ガソリン代や駐車場代など)を結局こちらが負担することになってしまいます。

なにより、トラブルが起きても迅速に来てもらえると安心ですよね。

きな子

私のマンションは、市のはじっこに位置していたので、同じ市内より隣の市の業者の方が近い、なんてこともありました

チェック②:会社情報

会社情報では、つい規模をチェックしてしまいがちですが、大手企業なら安心!とは限りません。

日本各地に営業所があるようなところは、サービスや工事の質に差が生じることもあるそうです(リフォーム業者談)。

会社情報でチェックしたいのは、リフォーム経験の年数です。5年以上の実績があるリフォーム業者なら安心です。

きな子

営業年数が長くても新築ばかり手がけているようなところは、リフォーム技術が乏しいかもしれません。

チェック③:資格の有無

実はリフォーム費用が500万円以下の工事なら、リフォーム業者に何の資格も免許も必要ないってご存知でしたか?

きな子

誰でも開業できるってこと?!そりゃ悪質な業者が増えるわけだよ…

たとえ開業に必要なくても、資格取得者が多いリフォーム業者は、知識や技術の情報収集に積極的なところと考えられます。

以下の資格取得があれば安心の目安になります。

資格取得の目安
  • 建設業許可
  • 建築士
  • 建築施工管理技師
  • インテリアコーディネーター
  • 増改築相談員
  • マンションリフォームマネージャー

リフォーム実績

リフォーム業者にも得意不得意があります。

  • 水回りの工事が得意
  • 洋風のリフォームが得意
  • マンションのリフォームはあまりしたことがない
  • 500万円以下の工事は受けていない

など様々です。

今までにどんなリフォームを手がけてきたのかは、実績画像を見るとよくわかります

きな子

例えばキッチンを新しくしたい場合は、今まで手がけてきたキッチンの実績例を確認してみましょう♪

自分の希望するリフォーム箇所はもちろんのこと、予算や施主の家族構成なども自分の条件に近しいところが見つかると安心です。

相見積もりを成功させるコツとは?

相見積もりがうまくできるのか、リフォームが初めてならなおさら不安ですよね。ここでは体験して感じた相見積もりを成功させるコツをまとめました。

現地見積もりでは、面倒でも1社ずつ依頼しよう

現地見積もりは、同じ時間帯にリフォーム業者にきてもらって、一斉にやれば効率的なんじゃない?

きな子

それ、マナー違反です!それだけじゃなくて私たちにもデメリットがあります。

大勢の人がいる中で、そのリフォーム業者と担当者との相性までなかなかわからないですよね。

「A社には詳しく要望を話せたけど、B社の担当者は計測に忙しそうであまり話す機会がなかったな…」なんてことになりかねません。

リフォーム業者にとっても、同じ部屋の中にライバル業者がいれば手の内を明かすような話はしづらいですよね。

一対一なら、リフォーム業者の本音の話が聞けるかもしれませんよ。

リフォーム者の印象やもらったアドバイスはメモしておこう

担当者との相性は、リフォーム成功の大きな要素です。

現地見積もりが終わった後は、

  • リフォーム業者からもらったアドバイス
  • その時感じた感想
  • 担当者の印象(言葉遣いや態度など)

を必ずメモしておきましょう。

どれだけ口コミ評価の高い業者でも、あなたにとって話しにくい、気を遣って希望のリフォームが言えない、なんてことでは意味がありません。

この人なら見栄を張らずに、自分の希望を正直に言えそうだなと思える担当者がベストです。

ただ複数社相見積もりをする場合は、業者の印象がだんだんと薄くなりがち。

きな子

あのアイディアを教えてくれた眼鏡のおっちゃんは…A社?いや、C社だっけ?

3社以上に相見積もりをとる場合は、各業者の印象や感じたポイントをメモにまとめておきましょう。

私はホームプロの特典のチェックシートを使っていましたが、細かいところまで記載できて後から見ても一目で整理できたので助かりました。

リフォーム業者一括紹介サイトを活用しよう

リフォーム業者は自力で探そうとすると限界がありますが、一括紹介サイトを利用すれば、手間も時間もかけずに複数のリフォーム会社をあっという間に探すことができます

独自の審査基準をクリアした業者だけが登録されているので、悪質業者にひっかかるリスクが大幅に減らせます。

ただし、登録料さえ払えばどんなリフォーム業者でも登録できるようなずさんなサイトもあるので気をつけてください。

私のおすすめはタウンライフリフォーム、ホームプロ、リショップナビです。

まとめ:相見積もりは3社からとって、信頼できるリフォーム業者を見つけよう!

リフォーム業者は、どこか一番マシなところを選ぼうとすると失敗してしまいます。ここなら安心してお任せできると思える業者を相見積もりで探しましょう。

そのためにも、最初にピックアップする業者選びも肝心です。

相見積もりを依頼する前に!リフォーム業者を見分ける4つのポイント

  • 立地 → 車で1時間以内の場所に営業所がある
  • 会社情報 → リフォーム経験年数が5年以上なら安心
  • 資格の有無 → 建設業許可 など取得している
  • リフォーム実績 → 希望するリフォームの実績があるか確認

リフォーム初心者は、一括紹介サイトを利用するとスムーズに相見積もりが進められます。

便利なサービスを賢く使って、信頼できるリフォーム業者を見つけましょう♪

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