壁紙って種類が多すぎて選べない!
住んでみてイメージと違うってなったらどうしよう・・・
壁紙選びの際には、「この中から好きなものを選んでください」と分厚いカタログを渡されることが多いはず。
最初のうちはカタログを眺めるのも楽しいんですが、あまりにも選択肢が多すぎる!
素人の私たちがどうやって選んだらいいのかわからないんですよね。
「無難に白でいいんだけど……いや、白だけでめっちゃあるな?」
「カタログの小さいサンプルで全体をイメージするの難しすぎない?」
「子供部屋や寝室、部屋ごとに壁紙って分けた方がいいの?」
壁紙選びに苦労していた当時の私の心境です
私も築13年の中古マンション購入を機にまるっとクロスをリフォームしたのですが、壁紙選びには苦労しましたし失敗もありました。
そんな私だからこそ伝えたい壁紙選びで心がけたポイントや、選び方のコツなどをこの記事にまとめたいと思います
壁紙が決められないと悩むあなたへ、少しでもお役に立てれば嬉しいです!
我が家が選んだサンゲツの壁紙・クロス一覧
早速ですが、まずは我が家が選んだ壁紙について紹介させてください。
壁紙はメインとなるシンプルな白系のクロスと、アクセントクロスを2箇所採用しました。
白系のシンプルなメインクロス
- 洋室・リビング・廊下・キッチン
- 水回り(トイレ・洗面所)
- 和室
アクセントクロス
- リビングのテレビ背面
- 和室の天井
ひとつずつ詳しく紹介します。
洋室・リビング・キッチン・廊下(白系メインクロス):SP2838
我が家の白系のメインクロスは、SP2838を選びました。
品番 | SP2838 |
機能性 | 撥水コート・防カビ・抗菌・表面強度アップ |
ほどよく動きのある石目調で、ややグレーがかった白系クロスです。
光が当たっていると、パッと見た感じ表面の模様はそこまで目立ちません。ただ、ふとした時に凹凸の陰影が映し出されて動きが感じられます。
広々とした空間にぴったりなので、家族が集まるリビングにおすすめのクロスです。
塗り感があってお気に入り!しかも機能性も充実で申し分なし
トイレ:SP2876
トイレの壁はSP2876を選びました。
品番 | SP2876 |
機能性 | 撥水コート・防カビ・抗菌 |
トイレは清潔さを保ちたい場所。
- 水が跳ねても拭きやすい
- 清潔さをキープできる
など機能性を重視して採用しました。
天井には柄(ストライプ)の向きが合わなかったので、白系メインクロスと同じSP2838を選んでいます
本当はトイレもアクセントクロスを入れたかったのですが、予算の関係で断念。
床にはデザインのあるクッションフロアを選んだので、アクセントクロスは無くても良かったです
洗面所:SP2870
洗面所の壁はSP2870を選びました。
品番 | SP2870 |
機能性 | 撥水コート・防カビ・抗菌・表面強度アップ |
ただ洗面所にコレ!とピンとくるものがなく……
そんなとき、サンゲツのホームページで「洗面所におすすめの壁紙」を検索して見つけました。
施工例がおしゃれで素敵だったんですが、我が家の洗面所に貼るとそこまでお洒落に見えない不思議。
マネキンが着てる服は可愛く見えるのに、自分が着るとコレジャナイ感になるのと同じ?
トイレ同様、機能面を重視して選んだのですが、実際どれだけ効果があるのか気になりますよね。
クロス職人さんからも「おまけ程度に考えておいてください」なんて言われて期待していなかったんですが……!
こちらは洗面所で手をあらっていた水が飛んだ様子を撮影しているのですが、見てください!
ちゃんと水がはじいています。
我が家はまだ子どもが小さいので、手を洗うと壁にまで水しぶきが飛んでしまうのですが、このクロスが予想外にいい仕事をしてくれて助かっています。
和室:SP2864・FE74256
壁はSP2864を選びました。
品番 | SP2864 |
機能性 | 撥水コート・防カビ・抗菌 |
最近の住宅は、リビングの横に和室のある間取りが多いですよね。
そのためかあえて洋室のようなデザインクロスを貼る方も多いそうですが、私は和室らしさを強調した和モダンの落ち着いた雰囲気を目指しました。
リビングの壁紙と色のトーンを合わせつつ、質感で和室らしさが感じられる壁紙を選びました。
紙布調の質感がめちゃくちゃリアル!ビニールクロスということを忘れがちです
天井は壁とは同じ壁紙にせず、アクセントクロスとしてFE74256を選びました。
品番 | FE74256 |
機能性 | 防カビ・不燃 |
我が家は和室を寝室にしているので、横になっても目に入る天井にはこだわりたかったんです。
木目調にしようと探していたんですが、FE74256のリアルなデザインに一目ぼれ!
ライトブラウンもあったのですが、高級感を出したかったのでダークブラウンを採用しました。
壁紙の中で一番のお気に入り!
和室の壁紙選びはこちらの記事で詳しくまとめています。
リビングの一面(アクセントクロス)
リビングのテレビ背面には、FE74018をアクセントクロスとして取り入れました。
品番 | FE74018 |
機能性 | 防カビ・抗菌・不燃 |
遠くから見ると分かりませんが、近づくと塗調のテクスチャが施されています。
リビングの壁が石目調のクロスなので、素材の質感で統一感が出るように選びました。
色も落ち着いたブルーグレイで、リビングがグッとお洒落な雰囲気に仕上がりました
ただ、薄いのでリフォームには向いていません。
施工後1週間でつなぎ目部分がパックリと割れてしまい、手直しをお願いしています。
こちらについての詳しいお話は別記事でまとめています。
サンゲツの壁紙に決めた理由
壁紙って一口に言っても、たくさんのクロスメーカーがありますよね。
主なクロスメーカー
- サンゲツ
- リリカラ
- 東リ
- シンコール
その中で、私がサンゲツを選んだ理由なんですが……
正直にいうと、はじめからサンゲツしか検討していませんでした。
かなり迷うと思うので、とりあえずサンゲツのカタログだけお渡ししますね
と、リフォーム業者があえてメーカーをサンゲツだけに絞ってくれたからです。
サンゲツだけで膨大な量のカタログ!
色やデザインはもちろんのこと、機能性や厚みなど種類がめちゃくちゃ豊富なんです。
シンプルで飽きの来ない白のデザインですら、何十種類もある…
ドツボにはまってしまうと、工事開始までに壁紙を決められない可能性もあります。
優柔不断な性格なので、これ以上選択肢を増やすと決められなかったはず。ひとつのメーカーに絞って見て良かったなと思います。
ちなみにサンゲツの国内市場は約50%と圧倒的!
それだけ選ぶ人が多いんです
サンゲツは量産クロス(SPシリーズ)が安いのにお洒落
ちなみに私がサンゲツで決めたのは、SPシリーズという量産クロスが充実していたからです。
量産クロスとは?
量産クロスとは、文字通り大量生産することで価格を抑えた壁紙のこと。
ベーシックなデザインが多く、機能性もついていないシンプルなものが多い。
ところが!
サンゲツでは量産クロスがリニューアルし、一般クロスと見間違えるようなデザイン性の高いクロスが拡充したんです!
さらに「防カビ」「撥水コート」「抗菌」「表面強度アップ」など、便利な機能性も備わっています。
量産クロスといえば賃貸やリフォーム向きと言われていましたが、
今は建売や注文住宅でもよく使いますね
とのこと。
大量に作っているからこそ安いわけで、品質は一般クロスと変わりません。コストを抑えたい方の強い味方なんです。
ちなみに、私が依頼したリフォーム業者では、ファインシリーズ(SPシリーズの一つ上のランク)から選んだとすると、17万円ほど高くなります。
費用を抑えたい我が家にとってSPシリーズはぴったりでした!
壁紙を決めた時に心がけたポイント
ここでは私が壁紙を決めた時に心がけたポイントについて紹介します。
壁紙は部屋ごとに変える?全部同じにする?
我が家は基本的に壁紙は同じものを使っています。変えたのは、和室と洋室、水回りくらい。
部屋ごとに壁紙を決めるのが面倒だったというのもありますが、家全体で「統一感」を出したかったというのが大きな理由です。
例えば、部屋ごとに壁紙を変えるとします。
どうしても家全体での印象がバラバラになり、何度か壁紙を貼り換えたような印象を受けてしまいます。せっかく壁紙をリフォームしたのに、賃貸感が漂うのはもったいないですよね。
今まで住んでいた賃貸マンションは、部屋ごとに壁紙が違ったので気になってたんです
水回りもトイレと洗面所で違う柄の壁紙を選びましたが、今思えば同じ壁紙を選んでおけばよかったなと後悔しています。
壁紙は壁と天井と分ける?同じにする?
我が家は壁と天井の壁紙を同じにしましたが、住み始めた今も満足しています。
当初はせっかくなんだし、天井も違う壁紙にしようかな、なんて考えていました
そもそも天井って、寝室以外はあんまり見る機会がないです。
中途半端に色やデザインを変えたところで、あんまりわからないんですよね。つまり大きく変えないのであれば、「同じ壁紙でOK」ということ。
「天井の壁紙は壁よりも明るくすると、天井が高く感じられる」なんて情報もあります。
壁紙と天井が同じだと狭くなるのかな、なんて不安に感じていましたが、大丈夫です。
まったく気になりません。
壁と天井の壁紙が同じだと、境目が無いのでゆったりとした空間に見えます
壁紙が決められないと悩むあなたに伝えたいこと
壁紙が決められないと悩むあなたへ。リフォームで壁紙選びに苦労した私からお伝えしたいことをまとめました。
壁紙選びで失敗したくなければ、サンプル取り寄せは必須
壁紙で失敗したと感じる主な原因は、「思ってたイメージと違う」です。
壁紙選びで失敗に感じるよくあるパターン
- 思ってたよりも明るすぎる
- 想像していたよりも柄が目立つ
- 貼ってみたら好きな色じゃなかった
なんてことが起こるんです。
カタログにある小さなサンプルで、部屋全体に貼ったときをイメージするなんて素人には至難の業。
できればショールームに足を運んで、実際に壁に貼ってあるものを見る、もしくは大きなサンプルを見るのが確実です。
そうはいっても、小さな子供がいてなかなか連れていけない、コロナ禍で行くのがためらわれるといった方も多いですよね。
私も行きたかったのですが、赤子がいたので断念しました
実はカタログに載っている見本以外にも、メーカーから取り寄せできるサンプルがあるんです。
サンプルが手に入れば、実際に貼る予定の壁にあててみてください。
- 自然光や照明の当たり方でどんな色合いに見えるか?
- 壁に垂直に見た時の素材の質感はどうか?
最低でも、壁にあてたときの見え方に違いがあるのかだけでもチェックしておけば、失敗するリスクを減らすことができます。
床や家具の色との組み合わせを考える
どうやって選べばいいのかわからないと途方に暮れている方は、部屋で使われている色から考えてみると失敗がありません。
床や家具の色をチェック
- カーテン
- ドア
- 床
- 家具
色から考えると聞くと難しそうに感じますが、色というより色調を合わせるとバランスが取れます。
例えば
- ダークブラウンのフローリングなら、グレー系の壁紙を選べばスッキリとしたモダンな雰囲気に
- ライトオークの家具に合わせてベージュ系の壁紙を選べば、温かみや落ち着きのある空間に
- シックな黒を基調としたインテリアに、パステルカラーの壁紙だとチグハグな印象に
インテリアの色調を意識すれば選択肢が狭まって選びやすくなりますよ
厚みのある壁紙が綺麗に仕上がる
業者から「厚みがある壁紙だと綺麗に仕上がります」とアドバイスがあるかもしれません。
私も「ふーん、そうなのか」程度にしか思ってなかったんですが、
これ、本当です!ハッキリと違いが出ます。
リビングのアクセントクロスは色味を優先して薄い壁紙を選んだのですが、壁紙とのつなぎ目部分がパックリ目立ち、下地の凸凹も拾っています。
対してやや厚みのある壁紙を選んだ箇所は、つなぎ目も目立たず、下地の凸凹もまったく気になりません。
厚みがある壁紙といえば、表面に凹凸があるデザインが多いです。
白系だとシンプルすぎてつまらないと感じる方にも、質感のある壁紙を選べばお洒落に仕上がりますよ。
壁紙に直接光あたっても、凹凸のおかげで反射しづらく一部分だけ明るいということもありません。
私は漆喰調のデザインにしましたが、下地の凹凸も拾わず明るい部屋になって大満足です!
壁紙って不具合があると、そこばっかりが気になって目についてしまうもの。
初めから厚みのある壁紙から選んだ方が「こんなはずじゃなかった」を防げます。
白系は真っ白よりも少し色味があるほうがおすすめ
真っ白って清潔感があって気持ちがいいんですが、実際に壁に貼ってみると「白すぎて後悔した!」という方は多いんです。
これは光が反射することで白さがより明るく感じられるためです。
他にも真っ白の壁紙にはデメリットがあります。
- 汚れが目立ちやすい
- 寒々しい印象になる
- イライラしやすく落ち着かなくなる
3番目で、「えっ!?」と驚いた方もいるかもしれません。
白は脳への影響が強く、長時間真っ白の部屋で過ごしていると緊張感からそわそわと落ち着かなくなってしまいます。
知らず知らずのうちにイライラするなんて嫌ですよね
有名なお話だと、以前の病院は清潔感を象徴する真っ白が基本でした。
しかし精神に悪影響を及ぼすとして、現在ではやわらかいパステルカラーの色調を取り入れた病院が増えてきています。
それだけ色が人に与える影響って大きいんですね
よっぽどのこだわりがなければ、白系のクロスを選ぶ際は、真っ白よりもアイボリーやベージュ、グレーなど少し色味があるものの方が落ち着いた空間に仕上がります。
メーカー推奨の組み合わせを取り入れる
せっかく壁紙を貼りかえるならお洒落に仕上げたいもの。でもお洒落って何?と悩みますよね。
そんな方は、メーカー推奨の組み合わせを取り入れてみましょう。
例えばサンゲツだったら、ネットでもカタログでも壁紙の施工例が写真付きで見られます。
商品の特性を知り尽くしたプロがコーディネートしているので、ただそれを真似をするだけ。
お洒落にならない訳がないんです
スタイルや部屋といった条件で絞り込めるので、探したいイメージの画像を見つけるのに便利です。
サンゲツの施工事例はかなり参考にしました
専門家にお任せする
壁紙選びは悩みすぎる方も多く、しまいには「妥協」の連続になってしまう方もいます。
- どうしても失敗したくない
- 自分でセンスの良い壁紙を決めるのは不安
と感じるなら、その道のプロにお任せするのもひとつの手です。
そうはいっても、気になるのは「価格」ですよね。インテリアコーディネーターに依頼すれば、場合によっては数十万の費用がかかります。
そこでおすすめしたいのが、知識・スキル・経験を売り買いできる【ココナラ】というサービス。
【ココナラ】だと資格を持った専門家が「数千円~3万円」ほどで依頼を受けてくれるんです。
今はコロナ禍でメーカーショールームの予約もなかなかとれないので、専門家に気軽に相談できるのは心強いですよね。
あなたの希望を取り入れながら、素人ではなかなか思いつかない組み合わせを提案してもらえますよ
まとめ:選び方のコツを抑えて壁紙選びを楽しもう
壁紙選びは自由度が高いので、どうしても悩んでしまう方も多いですよね。
少しでも選択肢を絞れるよう、私から皆さんへお伝えしたいことを最後にまとめます。
壁紙が決まらないとお悩みのあなたへ
以上の6つのポイントが頭にあるだけで、壁紙選びがスムーズに進められるはず。
迷いすぎて嫌になっちゃうかもしれませんが、一から自分たちで考えて決めた壁紙に囲まれて生活するのは、想像以上に気持ちがいいものです。
家で過ごす時間が贅沢なひとときになりました
あなたの壁紙選びに少しでも参考になればうれしいです。