マンションをリフォームするけど、挨拶ってしたほうがいい?近所づきあいも面倒だし、いらないよね?
ぜっっっっ………たい、したほうがいいです!
マンションのご近所づきあいといっても、エレベーターや廊下であえば挨拶をするくらい、という方も多いはず。
顔もはっきりとわからないのに、わざわざ挨拶に行くのも億劫に感じてしまいますよね。
入居前のリフォームならなおのこと、まだ住んでもないのに挨拶にいくの?と疑問に感じるかもしれません。
結論、リフォームをするなら挨拶にいくべきです!
たとえ数日の工事だとしても、です!
なぜなら、戸建てと違い周りの家との距離が近いマンションでは、思った以上に近隣住民からのクレームや苦情が起こりやすいんです。
最近はコロナの影響で在宅ワークが定着し、日中も家にいる方が多くトラブルは増加傾向にあります。
この記事では、挨拶の仕方や注意点、クレーム・苦情を回避するポイントなど詳しく紹介します。
- マンションのリフォームを検討している方
- 近隣住民へリフォームの挨拶をすべきか悩んでいる方
- マンションのリフォームでクレームや苦情が心配な方
私の場合、リフォームの挨拶は、上・下・同じ階3部屋の合計5軒に伺いましたよ♪
マンションのリフォームは想像以上にうるさい!騒音クレームに注意
リフォーム工事では、生活音とは比べ物にならない騒音が出てしまいます。
- 地響きのようなドリルの連続音
- ハンマーをたたくときに出る衝撃音
- 作業員の掛け声 など
我が家のリフォームは内装工事メインだったので、勝手に静かだろうなと思っていたのですが・・・
予想外に騒音が出てた!
ビリビリと既存のクロスをはがす音や大型プリンター(?)のような特殊機材の作動音など、めちゃくちゃうるさくて苦情がこないかヒヤヒヤしました。
ひとつの建物に多くの世帯が暮らすマンションでは、壁や天井、床が接しているので振動とともに騒音が伝わってしまいます。
それによって近隣住民からクレーム・苦情が出てしまのは、
- 騒音の感じ方は人それぞれ違う
- 赤ちゃんや病気療養中の方がいるご家庭では、騒音やホコリ・匂いに敏感になる
- 夜勤勤務などライフスタイルが異なる
などが原因です。
Yahoo知恵袋を見てみると、リフォーム工事の騒音に悩まされる投稿者の声が多く集められています。
春に入居者があるのか、昨日から1ヶ月間のリフォーム工事が始まりました。
うるさいのは覚悟してましたが、日中ずっとゴーゴーガーガー、
1歳の子はその音を怖がりお昼寝もできません。
もちろん買い物や散歩など外出はしますが、1歳の子を連れて日中ずっと外を連れまわすわけにもいかず、
でもこの音があと1ヶ月続くと思うと、ノイローゼになりそうです。
引用元:Yahoo!知恵袋
いつ鳴るかわからない、いつまで続くのかわからない、そんな環境で騒音にさらされるのは相当のストレスですよね。
なんの断りもなくいきなり騒音が続くのと、事前に顔を見て挨拶があってから工事が始まるのでは受け取り方が全く違いますよね。
先々暮らしやすくするためにも、リフォーム工事の挨拶は欠かせない作業です。
マンションリフォームの挨拶の仕方
私の経験談も交えて、マンションリフォームでの挨拶の仕方を詳しく紹介します。
タイミングはいつごろがいいの?
工事開始日の1か月前をめどに挨拶に行きましょう。
1か月前・・・結構前に言うんだね
ギリギリになるより余裕をもって伝えた方がいいです!
あまりにも直近だと、近隣住民の方も心構えができないまま工事を迎えることになります。
そうすると「もっと早く言ってくれればいいのに」と不満に感じてしまうかもしれません。
挨拶はリフォーム業者だけに任せていい?
リフォーム業者が挨拶回りをするパターンも多いのですが、ぜひ施主も同行して挨拶をしましょう。
挨拶周りしてくれるならお任せしたいな~面倒だし・・・
リフォーム業者だけで挨拶をすると、どうしても丸投げ感が出てしまいます。近隣住民の印象もよくありません。
またセキュリティが厳しく管理されているようなマンションなら、住民以外の見知らぬ業者が出入りしているだけで警戒心を持ってしまいます。
挨拶に訪れても出てきてくれないことも考えられます。
なんて挨拶したらいいの?
基本はリフォーム業者ではなく、施主が主導で挨拶すると良いでしょう。
「〇〇号室に住む〇〇と申します。リフォーム工事の挨拶でまいりました。
恐れ入りますが、少々お時間よろしいでしょうか。」
「こちら、リフォーム工事を担当頂く〇〇会社の〇〇さんです。
ご迷惑おかけしまして大変申し訳ございませんが、〇月〇日よりリフォーム工事をすすめさせていただきたく、挨拶にまいりました」
という感じです。
できるかどうか不安に感じる方は、リフォーム業者に挨拶をお願いしてもいいでしょう。
難しく考えなくても、「ご迷惑おかけして申し訳ございません」という気持ちが伝わる挨拶ができればOK!
この時、必ず伝えたい項目は以下の通りです。
- リフォーム工事期間(開始日と終了日)
- リフォーム工事の内容と作業時間帯
- リフォーム業者の情報(会社名と担当者名)
- 特に大きな音が出る作業の時間帯
口頭で言われても忘れてしまいますので、できれば書類でお渡しすると親切です。
〇日の〇~〇時に解体作業を予定しているため、どうしても騒音が出ます」と詳細を伝えておけば、周りの方もその時間帯は出かけておこうと心構えができますよね。
一日中いつ終わるとも知れない騒音に悩まされるより、期間が決まっているとわかればクレームや苦情にまで発展しにくいでしょう。
挨拶の手土産は必要?
人付き合いもそんなにないみたいだし、正直ちょっともったいない気もするんだけど…
手土産の力って偉大ですよ!たとえ粗品でも何かをプレゼントされると、それだけで一気によく見えてしまうのです。
たしかに挨拶は1件だけではすまないので、手土産を用意するとなると多少は経済的な負担になってしまいます。
ですが、今後気持ちよく暮らしていけるのですから決して損になることはありません。
手土産の予算は500~1,000円程度で、絶対に使うであろう消耗品がおすすめです。
- タオル
- 指定ごみ袋
- ジップロック
- ちょっといいトイレットペーパー
挨拶の粗品と言えば食べ物や飲み物、洗剤もあげられますが、好みによるのでお勧めしません。
私が送ったものは真っ白のタオルです。
ポイントもたまるし、個数が多くても家まで配送してもらえるので助かりました。もちろん、熨斗つきのギフト包装も対応!
不在時のことも考えて、ポストに入るようあまり厚みのないものを選ぶのもおすすめです。
不在の場合は、会えるまで挨拶にいかなきゃだめ?
挨拶は1度で会えたらいいものの、なかなかうまくいかないものです。
- 平日いついってもいない…お仕事かな?
- 休日にいってもいない…お休み中かな?
- あっ、もしかして居留守?
私も平日と休日の2度伺いましたが、直接会えたのは5世帯中3世帯だけでした。
特にコロナ禍では対面で会話するのに抵抗がある人も多いですよね。
こうした場合は、何が何でも挨拶しなきゃと必死になる必要はありません。
必要な情報を書いた挨拶状と手土産をポストに入れておきましょう。
クレームや苦情を回避するには挨拶だけでは不十分
今まで挨拶の重要性を紹介してきたにもかかわらず、こういってしまうのはなんですが・・・
挨拶さえしていればクレームや苦情は起きない、ということはありません。
クレームや苦情を回避する上で、挨拶と同じ、いやそれ以上に重要なことがあります。
それは、リフォーム業者による工事中の配慮です。
同じ内容の工事でも、リフォーム業者の配慮一つで近隣住民への負担は大きく変わってくるものです。
そのためにも、リフォーム業者はマンション特有のルールにも臨機応変に対応できる業者を選びましょう。
住んでいるマンションでのリフォーム実績があればなおのこと安心ですね。
リフォーム業者選びでは、マンションでのリフォーム実績の多い業者を選定ポイントにしていました
優良業者がマンションリフォームで苦情が起きないために気を付けていること
私がリフォームを依頼した業者は、トラブルにならないよう近隣住民への対応を徹底していました。
そんな優良業者から、マンションリフォームで特に気を付けていることを教えていただきました。
①無理のないスケジュール日程を組む
マンションの管理組合によってさまざまですが、リフォーム工事ができる時間帯は平日9時~17時が一般的。
土曜日も作業できないところが多いです
まずは作業可能な時間帯を前もって確認しておき、作業工程がカツカツにならないよう調整しているそう。
またリフォームは、実際に工事をすすめてから初めて分かることも多く、作業中断せざるおえない事態も発生します。
そういったトラブルも考慮し、ギリギリではなく余裕を持ったスケジュール調整をこころがけていました。
②近隣住民のライフスタイルに合わせて作業をする
リフォーム業者と挨拶周りをしている際、担当者は家族構成をチェックしていました。
上の階のお宅に赤ちゃんがいると分かると、
「〇~〇時に解体作業を予定していますが、赤ちゃんのお昼寝とかぶるなどありましたら変更します」
と伝えていたんです。同じ小さな子供を育てる親としては、この一言に感動しました。
また、挨拶の終わりには各部屋ごとに、
もし何かご迷惑おかけしているようでしたら、こちらまでご連絡ください
と、各部屋に担当者の名刺を差し出していました。
反対の立場になって考えてみると、クレームや苦情を言いに行きたくなっても、リフォーム現場の職人さんに言いに行くのはハードルが高いですよね。
名刺を渡したのは宣伝も兼ねてかもしれませんが、担当者の連絡先を知っているだけで安心できますよね。
入居後の私たちが居心地が悪くならないよう最大限の配慮をしてくれていることに、こちらの業者に依頼して本当に良かったなと思いました。
③大きな音を立てない(話し声・音楽・足音)
リフォーム現場では、いろんな音が飛び交っています。するとどうしても中で作業している方は話し声も大きくなりがち。
そういったことも踏まえて、声のボリュームにも気を付けていると言っていました。
また、作業中は音楽をかけて行う業者も多いようです。
私が見学に訪れた際も内装職人さんもラジオをかけながら作業していましたが、音量は抑えられていました。
小さな事かもしれませんが、一つ一つの積み重ねがクレームや苦情を防いでくれたんだと思います。
なるべく窓を閉めて作業してくれていました
④休憩時のマナー
休憩中こそリフォーム業者のマナーが問われます。
私が依頼した業者は、昼食を車の中や、近くの飲食店に行っていましたが、リフォーム工事中の部屋や廊下で食べるような業者もいるそうです。
また特にトラブルになりやすいのがタバコの問題。
マンションの管理組合に申請に言った際も、「ベランダでタバコを吸わないように業者へ注意喚起お願いします」と言われてびっくりしました。
お隣の戸建てでリフォーム工事をされていた時のこと。
作業服を着た4~5人の男性が、大声で談笑しながらたばこをプカプカ・・・。いくら休憩中とは言え、近くを通るのも気が引ける雰囲気にマナーの悪さを感じました。
案外、休憩中の態度はリフォーム業者によってばらつきがあるので注意してください。
まとめ:マンションのリフォームで苦情を出さないためには、優良リフォーム業者に依頼しよう!
せっかく住みやすいようにリフォームしても、近隣から苦情が出てしまっては、住み心地が悪くなってしまいます。
マンションのリフォームで苦情やクレームを出さないためのポイントは2つ。
- 事前に挨拶をおこなう
- マンション実績の多い、優良リフォーム業者に依頼する
リフォーム業者を「費用が安い」だけで選んでしまうと、後悔してしまうかもしれません。
特に「とりあえず売上さえ増やせればいい」と考えるようリフォーム業者では、近隣住民へのきめ細やかなフォローは期待できません。
入居後も施主が気持ちよく暮らせるよう、配慮を欠かさない優良業者を選びたいですよね。
ぜひ1社だけでなく、多くのリフォーム業者をじっくりと比較して検討しましょう。
リフォーム初心者の方は、カンタンに業者選びができるサービスもあるので利用してみてくださいね。