お風呂のリフォームっていくらかかるんだろう?
少しでも安く抑えたいけど、補助金とか使えるのかな?
築13年の中古マンションを約110万円でプチリフォームしたきな子です。
資金がたりず、なくなく水回りのリフォームを先送りにした我が家。
お風呂の耐久年数は15~20年なんていうし、そろそろ資金を準備しておかなくてはと焦っています。
お風呂のリフォームは高いって聞くけど、ぶっちゃけどれくらいあればいいの?
ネットで検索すれば相場は出てきますが、私が知りたいのは「実際にお風呂をリフォームした人」の意見。
調べても分からないなら自分で調査しようと、先輩施主50人に向けて独自アンケートをとりました。
お金にまつわるアレコレを根掘り葉掘り伺ったので、お風呂のリフォーム検討中の方はぜひ一緒にご覧ください。
調査機関:2022年10月
調査手法:インターネット調査
調査地域:全国
調査対象:お風呂のリフォームを5年以内に経験された方
サンプル数:50人
この記事だけでしか読めない貴重な声が集まりました!
50人に聞く!お風呂のリフォーム費用はいくらかかった?
さっそくですが、50人にアンケートをした「お風呂のリフォームでいくらかかったか?」の回答から紹介します。
上記のグラフをご覧いただいてわかる通り、149万円までで収めた方が約半数という結果になりました。
このことから、お風呂のリフォーム費用は100~149万円が中心価格帯と言えそうです。
100万円以内に抑えた方も13人いらっしゃって、意外と安くできそうかも!と希望がでてきました
外部サイト▶▶【保存版】10万円〜30万円のお風呂リフォーム11選(住宅設備共同組合)
ただ、ひとくちにお風呂のリフォーム費用といっても、条件によってピンキリですよね。
次の章からは、もう少し詳しい条件別でアンケート結果を分析してみました。
築年数別で見たお風呂リフォーム費用の相場
築年数別でアンケートをまとめてみると、古くなるにつれリフォーム費用が高くなる傾向にありました。
築3年のマンションを中古で購入しました。まだ新しかったので、ユニットバスだけ交換したので安くできました。
築35年でそろそろ限界かと感じリフォームしました。
高齢者にも使いやすいよう、洗い場を広げたり断熱構造にしたので費用はかかりましたが満足しています。
ちなみにお風呂のリフォームは、築15年以降で急激に数が増えています。
リフォームをした人が最も多かったのは築30年以上、というのはちょっと驚きでした。
お風呂のリフォームって費用も期間もかかるので、なかなか踏み切れない方が多いのかもしれませんね。
耐用年数を考えても、築15年以降はいつ故障してもおかしくないと思っておいたほうが良さそうですね
メーカー別で見たお風呂リフォーム費用の相場
各メーカーの中でもラインナップによって費用が変わってきますが、だいたいの費用はこんな感じでした。
リクシルのリノビオVにしました。足をのばせること、掃除がしやすい、何より他のメーカーの同等品に比べるとかなり安く済み大満足です。
TOTOのサザナです。もしもの転倒の時を考えて、クッション性のある床を選びました。高齢の母でも安心して入浴できます。
ちなみにダントツ人気を集めたメーカーは、LIXIL(リクシル)でした。
その数なんと、50人中23人と約半数!
LIXILはコスパの良いものから高性能なものまで、ラインナップの幅が広いことが人気のひとつでしょうね。
LIXIL、要チェックやで!
マンションでのお風呂リフォーム費用の相場
マンションでのお風呂のリフォームは149万円以下と回答された方が、大半を占めていました。
回答コメントを見てみると、
- 相見積もりをとって、リフォーム業者に値引き交渉した
- 設備のグレードを落とした
など、節約上手な方が多い印象でした。
ただ、中にはこんなご意見も・・・
見栄えには特に問題ないものの、材料面に関する費用を削りすぎて少しはだ寒く感じるお風呂になってしまった。
費用面のみにこだわらず、もっと素材や断熱材等にもこだわるべきだったと感じている。
あまり良い物は要らないと思い出来るだけ安くお願いしました。
断熱材もやめて浴槽も安い物にしたところお風呂に浸かっても何だかゆったりと入れず疲れも取れにくくなり、さらに壁や床も安い物なので中々カラッと乾かず掃除が以前よりも大変になってしまいました。
費用面を重視するあまり、使いにくくて後悔した声が多数!
お風呂は家族みんなが一日の疲れを癒す場所。
毎日つかううちに、「あ~〇〇しとけばよかった……」なんて後悔が出やすいんでしょうね。
リフォームはそう何度も手軽にできるものではないので、後悔しないよう気を付けたいところ。
リフォーム費用を抑えられても、冷める→追い炊きする、では結局ランニングコストで高くついちゃいそうです
戸建て住宅でのお風呂リフォーム費用の相場
戸建てでは100~149万円でリフォームされた方が最も多い結果となりました。
建売住宅を購入したので、浴室の壁は標準的なものでした。
20年が過ぎリフォームをしましたが、壁の色を替えると高級感がでて満足しています。
バスタブに傷が入ったため、浴槽だけを新しく交換しました。
壁や床の古さやカビが目立つようになって後悔しています。一緒にリフォームしてしまえばよかったです。
つい忘れがちな、給湯器についてもこんなご意見がありました。
目先のリフォーム料金が気になって給湯器を交換せずにリフォームしました。あとから電気代が大きく変わる事を知り、給湯器を新しいものに交換すれば良かったと後悔。リフォーム後の維持費や光熱費の事も考えるべきでした。
給湯器の交換ってめっっちゃくちゃ高いんです。
マンション購入時に、一緒に給湯器も変えとくか~なんて気軽に設置業者に見積もりをお願いしたら……
415,000円?!むりなんだが!!!
少しでも安く抑えるために他4社から相見積もりをとった結果、無事に229,200円で最新エコキュートにできました。
実際にわたしが相見積もりをとった5社の見積もりを画像付きで公開しているので、こちらもあわせてご覧ください。
まだ使えそうだし給湯器が壊れてから交換すればいいか~、なんておもいがちですが、突然お湯が出なくなるのは想像以上に不便です。
年の瀬のさむ~い日に、いきなりお湯がでなくなるかも!?
お風呂のリフォームで補助金や助成金の対象になった?
お風呂のリフォーム費用を少しで抑えたい……補助金や助成金はないのかな?
お風呂のリフォームなら、以下の項目が対象になりやすいです。
- 介護やバリアフリーを目的としたリフォーム
- エコ・省エネ・断熱を目的としたリフォーム
費用が高くなりがちな水回りのリフォーム、少しでも負担が減るなら嬉しいですよね!
でも補助金や助成金って、対象になる条件がハードルが高そうなイメージありませんか?
そこで、実際どのくらいの方が補助金を活用されたのか調査しました。
50人中40人の方が、リフォームの補助金や助成金は対象にならなかったと回答されました。
やっぱりハードルは高かった!
「古くなったお風呂を新しくする」といったリフォームでは、対象外になることがほとんどのよう。
対象になるかどうか検討された方もいらっしゃいましたが、
自治体の補助金、助成金に該当するようにすると、浴室の手すりなど要件があり、それを満たすと結構、けっこうな金額になりました。
適用条件は複雑なことが多く、かえって高くつくなんてこともありそうです。
自分で調べるのは限界があるので、てっとり早く希望のリフォームが助成金対象になるかどうか、業者に相談するのがよさそうですね。
ただし!リフォームの優遇制度について知識が乏しい業者も中にはいるようです。
リフォームする内容で補助金が使えないか業者に確認したが、あいまいな回答で不安があった。別の業者に聞くと介護保険が使えると教えてもらえ、いろんな業者をあたらないとハズレをひくと感じた
少しでも対応に不安を感じる場合は、複数社の中から検討することをお勧めします
参考までにお風呂のリフォームで対象になる可能性のある補助金制度は次の3つです。
介護保険
段差の解消・手すりの取り付けなど、介護を必要とする方が暮らしやすくするためのリフォームが対象です。
ケアマネージャーや地域包括支援センターに相談後、申請書類を提出する必要があります。
自治体の補助金・助成金
各自治体でもリフォームの補助金・助成金制度を設けているところが多いのですが、金額や条件はさまざまです。
お住いの自治体の㏋や広報をチェックしてみましょう。
こんな便利なサイトもありました!
地方公共団体が実施する住宅リフォーム支援制度を検索できます。
外部リンク▶▶地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト(令和4年度版)
(URL:https://www.j-reform.com/reform-support/)
国の補助金・助成金
国もリフォームの補助金や助成金制度を設けていますが、2024年1月現在で適用できそうなものはありませんでした。
ただ2023年には、「こどもみらい住宅支援事業」「長期優良住宅化リフォーム推進事業」といった補助金制度があり、調べてみる価値はありそうです。
高断熱浴槽・高効率給湯器へのリフォームが適用条件でした
今どんな補助金制度があるのかは、国土交通省のWEBサイトから確認できます。
(参考リンク:国土交通省 https://www.mlit.go.jp/index.html)
お風呂のリフォーム、支払いは自己資金?ローン?
住宅購入時から、コツコツとリフォーム費用を積み立てている方もいれば、教育費に老後の費用にそんな余裕なんてない!という方もいらっしゃいますよね。
(私は後者です)
そこで、みなさんのお風呂のリフォーム費用の支払い方も調べてみました。
自己資金を用意されていた方が圧倒的に多かったです。
- 毎月リフォーム資金用に定額貯金
- 貯金を切りくずして捻出
など方法はさまざま。
新築で住宅を購入した時から、毎月3万円をリフォーム資金として貯金していました。ある程度の貯金ができてからリフォームしたので、自分たちの希望する設備をつけられました。
築30年を過ぎ、さすがに水回りが限界だったのでリフォームしました。予想外に費用がかかり、貯金を切り崩したので今後が少し不安です。
少数ですが、リフォームローンを使っている方もいらっしゃいました。
住宅ローンのように、リフォームでもローンを組めるんです
リフォームローンのメリットと言えば、
- 子どもが高校生になって教育資金がますます必要になってくる
- 車の買い替え時期が迫っている
といった状況でも、まとまった出費を避けられるところ。
急な故障で浴室をリフォームしなければならなくなり、一括払いが難しかったのでリフォームローンを利用しました。3年で返済済みです。
ただし、リフォームローンは借入期間も短く金利も高い傾向にあるので、よくよく比較検討する必要がありそうです。
まとめ:お風呂リフォーム費用の平均は「100~149万円」
お風呂のリフォーム経験者50人にアンケートをとったところ、かかった費用は次の通りとなりました。
リフォームの内容や業者の工事代金によって費用は異なりますが、50人の先輩施主から聞いたリアルな声では「100~149万円」が最も多かったです。
私もこの回答をひとつの目安として、これからのコツコツとリフォーム費用を貯金していこうと思います。
目標150万円!で、できるかな・・・
そうはいって、お風呂のリフォーム費用は少しでも安く抑えたい!
そう思ったなら、今からでもリフォーム業者の情報収集だけでもすすめておくべきです。
なぜなら、急な故障でリフォームをすると、業者の優先順位が「すぐに工事に取り掛かってくれるところ」になってしまうから。
- 割高になってしまった
- 希望のメーカーが使えなかった
- 工事中の業者のマナーが悪かった
といった不満が残ってしまうかもしれません。
いざという時に慌てないよう、
- 近隣にどんなリフォーム業者があるのか?
- お風呂(水回り)のリフォームに強い業者は?
- 口コミ評価が高いリフォーム業者は?
など、事前にリサーチしておくと安心です。
ネットで「(お住いの市) リフォーム業者」と調べるか、私も利用したんですが業者の一括見積もりサイトを利用するのも手です。
少しでもお風呂のリフォーム費用の参考になればうれしいです♪