マンションをリフォームしたいけどなるべく費用は抑えたい…
初心者でもできるコツはある?
築13年の中古マンションの購入を機にリフォーム。
リフォーム初心者ですが、30万以上のコストダウンに成功しました!
実際にリフォーム初心者の私が行った中で、効果があった誰でもカンタンにできる4つのコツを紹介します。
- リフォーム業者は相見積もりして決める
- 設備機器はメーカーを問わない
- 材料は安価なものを選ぶ
- できるだけまとめてリフォームする
費用を抑えたいのであれば、「リフォーム業者へ値引き交渉すればいいだけでは?」と考える方もいらっしゃるかもしれません。
しかし知識や相場感覚のないリフォーム初心者が、安易に値引き交渉をしてもかえって損をすることになります。
値引き交渉のNG例や、実際に成功した交渉についても詳しく紹介しているのでぜひ参考にしてください。
限られた予算でも満足度の高いリフォームを実現しましょう!
- 予算が限られているけど、満足度の高いリフォームがしたい
- マンションのリフォームをできるだけ安く抑えたい
- リフォーム業者への値引き交渉の注意点が知りたい
実際にかかった費用も全て公開しているので、気になる方はこちらも参考にしてください。
マンションのリフォーム費用を安く抑える4つのコツ
早速、私が実践したリフォーム費用を安く抑えるコツを詳しく紹介します。
リフォーム業者は相見積もりして決める
リフォーム費用を安く抑えるために、相見積もりは必ず取りましょう。
驚くことに使う材料や設備・施工方法が同じでも、業者によって見積価格はそれぞれ違います。
- 水回りのリフォームが得意で特定メーカーの割引率が高いA社
- 材料費や工事費用も高く、見積書もわかりづらいB社
- 見積価格は高くもなく安くもないけど、担当者の丁寧な説明が好印象なC社
実際に私が相見積もりをとったとき、同じリフォーム内容でも約30万円もの差がありました。
相見積もりには費用を抑える以外にも嬉しいメリットがたくさんあります。
- 1社だけでは分からなかった費用の相場がわかる
- 悪徳業者に騙されるのを防ぐ
- 相性の合うリフォーム業者が見つけられる
- プロならではのリフォームプランを複数受けられる
ただ、リフォーム業者を前にして「他社にも声をかけています」とはなかなか言いにくいですよね。
リフォーム業者にしてみたら、時間と労力をかけて見積書を作っても他社に取られてしまえば1円にもならずタダ働きになってしまうわけです。
リフォーム業界では相見積もりをとることが当たり前とはいえ、相見積もりを断る業者もめずらしくありません。
以前実家の塗装業者を探しているときのこと。
ある業者に声をかけましたが「相見積もりをするならお断りだ」とつっぱねられたのがトラウマです・・・
二度と同じ思いをしたくなかったので、今回は自力で1社ずつ声をかけるのではなく、リフォーム見積一括サイトを利用しました。
登録業者は最初から相見積もりであることを了承しているので、こちらが変に気を遣う必要もありません。
「相見積もりを了承している」ということは、自社の価格や提案に自信があるからできることでもあります。
優良リフォーム業者が最初から他社を意識した競争力のある価格で見積もりをつくってくれるので、値引き交渉が苦手な方こそおすすめです。
私が利用してよかったと思えるサイトは別記事にまとめています。
設備機器のメーカーを問わない
ユニットバスやトイレ、システムキッチンといった水回りの設備機器は、リフォーム業者によって割引率が異なります。
一般的にリフォーム業者は卸業者を通して仕入れていますが、取引量によって仕入れ価格が変動するためです。
設備メーカーは国産、輸入品とさまざまありますが特別なこだわりがなければ、メーカーを指定しないほうが費用を抑えられます。
見積依頼時には、「メーカーは問わないので一番安価に仕入れられる設備で見積をください」とお願いしました。
こちらは私が実際にもらった見積書です。定価の65%OFFなんて普通ではなかなかない値引き率ですよね。
つい本体価格に気を取られがちですが、住んでからのランニングコストも重視して選びましょう。毎月の光熱費を抑えることで、トータルコストの削減につながります。
私もガス料金の節約を考えて、給湯器はエコジョーズに買い換えました
給湯器も安く抑えたいなら相見積もりは必須です!
材料は安価なものを選ぶ
リフォームの満足度を落とさずに、費用を安く抑えるためには安価な材料を選びましょう。
例えば、クロスだと大きく分けて「量産品」と「1000番台」の2つのタイプがあります。
それぞれの特徴は以下の通りです。
量産品 | 1000番台 | |
---|---|---|
特徴 | ・大量生産することで価格が安い ・賃貸物件に使われることが多い | ・色や傷に強い、消臭など機能性も充実 ・柄付きのデザインが豊富 |
1㎡あたりの価格 (もらった見積書調べ) | 700~900円 | 1,000~1,200円 |
当初の見積では、1000番台のクロスを希望していましたが、予算オーバーしてしまったので量産品に変更しました。
- 1000番台 435m×@1,150円=500,250円
- 量産品 435m×@900円=391,500円
単価1,150円から900円と250円下がっただけではありますが、4LDKともなると大きな金額差になります。
我が家では435m分のクロスが必要になったので、合計108,750円ものコストダウンに成功しました。
量産型といっても品質が悪いわけではありません。
コストを抑えて新築のように綺麗になったので大満足です!
できるだけまとめてリフォームする
少しずつ行うリフォームは、予算の範囲内で無理なくおさめられるメリットがあります。
ただ、段階的に行うことでその度に諸経費がかさみ、結果的にはまとめてリフォームするよりも割高になってしまいます。
- 解体費用
- 養生費用
- ハウスクリーニング費用
特に配管工事を必要とする水回りのリフォームは、一度にまとめておこなうことで費用を安く抑えられます。
貯金がたまったらいずれ…と考えていても住みながらのリフォームは、予想外に出費がかさむものです。
水回りが使えない間は、外食代や銭湯代などが必要になります。
そうはいっても予算が限られてるんだけど、という方。私もそうでした。
そんな時は、まずはリフォーム業者にやりたいことを全て伝えてみましょう。
施工方法や材料・設備費などを考慮し、できる・できないをプロと一緒に優先順位をつけていくと、お金のかけどころや節約ポイントがつかめますよ。
費用とは別の話になりますが、戸建てと違い集合住宅であるマンションのリフォームは騒音問題にも気を配らなくてはいけません。
解体時や設備の荷運びには大きな音が出るので、近隣住民の方には大きな負担をかけてしまいます。
平日の日中とはいえ、数週間にわたって騒音が続くのは気が滅入りますよね…
騒音問題の観点からも、一度にまとめてリフォームを行うほうがおすすめです。
リフォーム業者への値引き交渉は慎重に!
リフォームは家電のように安く買えたらそれで終わりではなく、見積もりを出してもらってから業者との本格的な付き合いが始まります。
あまりにも価格ばかりに気を取られていると、「安ければいいのか」と受け取られ工事自体も安かろう悪かろうになりかねません。
強引な値引きは、リフォーム業者との信頼関係を壊してしまい結果的に自分たちが損をすることになるんです。
業者に聞いた!残念な値引き交渉例
実際に私がリフォームをお願いした担当者さんに、今まで受けた値引き交渉で残念だった事例を教えてもらいました。
NG例①
「もらった見積が高いんですよね。A社はトータルで50万円の値引きが入っていたけど、おたくはもっと安くならないですか?」
せっかくいろいろと考えて作った見積書なのに、こんな風に言われては気分はよくないですよね。
リフォーム業者さんも思わず、「それならA社さんに頼んでください」とお断りしたそうです。
NG例②
「A社と相見積もりしましたが、諸経費が高すぎます。
同じ価格まで安くしてください。」
諸経費の項目は、中身が見えないのでどうしても不信感を持ってしまいがち。
諸経費とは人件費や交通費、事務所の家賃など、リフォーム業者の経営上に必要な費用が含まれています。
諸経費は一律で決まっているものではなく、リフォーム業者によって価格設定はバラバラです。そこを他社と同一にしようとするのは無茶があります。
設備や材料費なら検討できるけど、諸経費は経営上必要な維持費なので金額に対して%も決まっているし、値引きが難しいんですよね
私がもらった見積書でも、A社は96,500円、B社は25,000円と諸経費だけで7万円もの差がありました。
上手な値引き交渉例
リフォーム業者に値引きを相談する場合は、不快にならない「上手」な交渉を心がけましょう。
「上手」な値引き交渉って、具体的にどうやればいいの?
私が実際に行って3万円の値下げに成功した交渉した内容を紹介します。
最終的にリフォーム業者を2社まで絞り込んだのですが、どうしても予算が厳しく値引き交渉をしました。
予算オーバーしているので、クロスを1000番台から量産型に変更しようと思います。
ただアクセントクロスは量産型ではいいものが見つからないので、価格はそのままで2面だけ1000番台から選ばせてもらえないでしょうか。
他にもどこか下げられる箇所があれば教えてもらえないでしょうか?」
- 金額そのものを値引き交渉するのではなく、材料費や設備の部分で値引きできないか相談した
- 素直にリフォーム業者へコストダウン方法を相談した
「あと10万円安くして」といった金額自体を値引くことは難しくても、材料費や設備を安くできる可能性はあります。
人件費や工事費用と違って目に見える部分なので、手抜き工事をされる心配もありません。
相手も人間ですので、やみくもに「安くして」というのではなく、こちらでも最大限の譲歩(今回の場合だとクロスのグレードを落としてた)をしつつ交渉すると良いでしょう。
そして、どうすれば予算内に収まるか、リフォーム業者に相談という形で値下げ交渉するのもひとつの手です。
リフォーム初心者では、どこをどう変えれば安くなるかなんてサッパリ分かりませんよね。そこはリフォーム業者の経験や知識に基づくアドバイスを参考にしましょう。
上記の交渉で、3万円の値引きに成功しました!
まとめ:リフォーム費用を安く抑えるためには、相見積もりが最大のポイント!
リフォーム初心者でも簡単に取り入れられる、リフォーム費用を安く抑えるコツを紹介しました。
- リフォーム業者は相見積もりして決める
- 設備機器はメーカーを問わない
- 材料は安価なものを選ぶ
- できるだけまとめてリフォームする
この中でも一番カンタンなのは、相見積もりをしてリフォーム業者を決めるということ。比べて検討することで、満足度の高いリフォームを実現できます。
ただし、相見積もりは「価格が一番安いリフォーム業者」を見つけるために行うのではありません。
価格の安さだけでリフォーム業者を決めてしまうと、こんなはずじゃなかったと後悔するかもしれません。
安心してリフォーム工事を頼めるかどうかが一番!相見積もりで信頼できる業者を探しましょう♪