壁紙選びで失敗したくない…何に気を付けたらいいの?
我が家は築13年の中古マンション購入を機に、入居前に古い壁紙をすべて張り替えました。
水回り箇所や居室だけでなく、廊下や玄関などまるっと全てです。
壁紙選びは楽しいものでしたが、めちゃくちゃ悩みました。
- 白だけでもどんだけあるの?
- センス皆無だけど私が選んで大丈夫?
- 気軽に張り替えられないというプレッシャー
壁紙選びに失敗すると何年も後悔することになりかねません
壁紙の選び方をネットで読み漁り、悩みに悩んでついに理想的な壁紙を選んだ…
はずでした!
入居して1か月で「なんでこれ選んじゃったんだろう」と後悔している部分があります。
そんな我が家の壁紙選びの後悔や失敗点をまとめてみました。
これから壁紙選びを控えているあなたへ、私の失敗談をぜひお役立てください!
リフォームでの壁紙選び失敗談5選
壁紙選びでは、事前に気合を入れてネットで情報収集した私。
にもかかわらず、反省点が5つも残ってしまった我が家の壁紙選びについてお話させてください。
我が家の壁紙選びの失敗談5選!
壁紙選びでありがちな失敗例も含まれていますが、知識として知っていても実際に経験してみないと分からないことばかりでした。
これら5つの失敗をひとつずつ紹介します。
失敗①薄手の壁紙を選んでしまった
リフォームの場合、薄手の壁紙に張り替えると、下地のでこぼこが表面に浮き出てしまうことがあります。
これは古い壁紙をはがす際に下地にでこぼこが残ってしまうためです。
新し壁紙を張る前にある程度下地は整えますが、新築のように平らな壁とは違い、どうしても薄い壁紙だとでこぼこが目立ってしまうのです。
私も基本的には厚みのある壁紙を選んだのですが、リビングのアクセントクロスだけは薄手を選んでしまいました。
壁紙メーカーが「リフォーム推奨品」としている厚みのある壁紙では、種類が少なく気に入る色がなかったんです。
おしゃれな壁紙ほど薄いんですよね
アクセントクロスだからこそ色味にはこだわりたい!不向きとは知りながらも恐る恐る薄手の壁紙を選んだ訳ですが・・・
張替え後、1か月でつなぎ目がパックリ割れてきました
すぐさまリフォーム業者へ相談したところ、
- 下地と壁紙の相性
- 気温の影響
などいろんな要因はありましたが、基本的な原因は「壁紙の薄さ」だと言われました。
先に言ってくれよ~って話なんですが、
職人さんも貼ってみないとわからないことが多いようです
丁寧に補修いただきましたが、まったく目立たなくなった!とまではいきませんでした。
遠目でみれば分かりませんが、近くで見ると分かってしまうんです。気になる~!
リフォームでは薄手の壁紙は不向きということが身をもって体感しました。
失敗②柄物の壁紙は本当にすぐ飽きる
壁紙は「柄物だとすぐに飽きてしまう」と聞いたことがありませんか?
- 大ぶりの花柄が目立ちすぎて目が疲れる
- 子供部屋にキャラクターの壁紙を選んだが、成長とともにブームが去った
- 当時好みだった柄も、センス変わってダサく感じる
といった失敗事例もよく見かけます。
個性的なデザインであればあるほど、おなかいっぱいになる日も近い…
リフォーム担当者さんからも「柄物の壁紙は避けた方が無難です」とアドバイスされました。
これといったこだわりもなかったので、柄物は避けてシンプルなものから選んだんですが
意外な落とし穴がありました。
柄物の壁紙といっても、何も派手なものだけとは限りません!
見本帳では地味に感じても、実際に貼ってみるとうるさく感じることがあります。
問題の壁紙がこちらです。
パッと見た限り、白色ですしストライプのような凹凸があるだけで、そこまで柄物って感じではありませんよね?
ただトイレのような狭い空間だと、この凹凸がまあ~目立つこと!
トイレに入ると壁紙が近い位置に見えるので、より強調されて見えてしまうんです
こんなことならふっと目に入ってもほとんど気にならないような、「うっすらエンボス加工入ってる?」程度の壁紙を選べばよかったです。
失敗③床とのバランスを考えていなかった
壁紙選びは床もあわせた全体のバランスで見ることが大事。
どれだけ好みの壁紙を選んでも、床と合っていなければ台無しになります。
これもトイレの話なのですが、壁紙と床の相性をまったく考えずに決めてしまいました。
床はどうしても使いたかったサンゲツのハニカムモザイク柄のクッションフロアを採用。
お気に入りのデザインを床に貼れたことで大満足だったのですが、ご覧ください、こちらが我が家のトイレです。
ミツバチの巣のような六角形のデザインの床に壁のストライプは相性が悪すぎます。
壁紙と床に統一感がなく、ちぐはぐな印象。
トイレのような限られたスペースでは、一つの面だけでも空間に占める割合が大きいので余計に違和感を感じるのかもしれません。
デザインのある床にしたのなら、周りの壁紙はシンプルにして全体的にうるさくしないようにすべきでした。
せめて同系色や柄を合わせておけばマシだったのかも
失敗④思っていた色と違う
壁紙選びの段階になると、施工会社から凶器にもなりそうな分厚いメーカーカタログを貸出されると思います。
「カタログの小さな見本だけで決めてイメージと違った」という失敗談を読んでいた私は、メーカーからサンプルを取り寄せて色合いをチェックしました。
特に部屋の雰囲気を左右するアクセントクロスは慎重に決めました。
理想のブルーグレーに近いものをいくつも送ってもらい、「これだ!」と思える壁紙に出会えたんです。
それなのに、張替えが終わった壁を見た第一印象は「思ってたよりも暗くない?」でした。
A4サンプルで見た時よりも、貼ったほうが色が明るく見えるとは聞いていたのですが、私の場合は暗く見える気がします。
色合いが濃いとどうしても圧迫感があり、きつく見えてしまいがち
これはこれで気に入っているので良かったのですが、色の見え方は貼ってみないとわかんないものだなと感じました。
失敗⑤水回りの壁紙統一すれば良かった
水回りの壁紙は特にこだわりがなかったので、「抗菌」「防カビ」「撥水コート」といった機能性のついた壁紙から選びました。
トイレ・洗面所はそれぞれ壁紙を変えて遊び心をプラスしたつもりだったんですが、結果として裏目にでてしまいました。
壁紙がバラバラだとなんとなく賃貸っぽさが出てしまうんですよね
居室は全て同じ壁紙を選んだので、水回りスペースも壁紙を統一すれば良かったなと後悔しています。
壁紙選びで後悔しない!誰でもできる5つの対策とは?
我が家の壁紙選びの失敗談をご覧いただきましたが、次はどうやって失敗を防ぐかについてです。
センス不要!誰でも手軽にできる5つの対策を紹介します。
対策①リフォームでの壁紙選びは厚手を選ぶ
悪いことは言いません、厚手の壁紙を選んでください。
どんなに好みであっても薄い壁紙だと、時間が経てば下地のぼこぼこやつなぎ目が浮いて目立ってきます。
壁紙に厚みがあれば、破れや傷にも強いというメリットもあります。
小さなお子さんやペットのいるご家庭にピッタリ
リフォーム向きの厚みのある壁紙の中にも、お洒落なものはたくさん出てきています。お気に入りを探してみましょう。
対策②壁紙サンプルは必ず取り寄せる
カタログに載っている見本ってホント小さいです。これだけで壁に貼ったイメージするのはプロでも至難の業。
面倒でも必ず壁紙のサンプルを取り寄せましょう。
A4サイズのサンプルを取り寄せてみると、色味やデザインをチェックできるのはもちろんのこと、壁紙の厚みや表面の凹凸といった質感がよりわかりやすくなります。
さらにはこんなメリットも!
サンプルが手元にあれば、リフォーム業者に壁紙を指定するときにも便利!
型番だけでは聞き間違いによるミスも起こりえますが、サンプルならそのまま渡せるので壁紙間違いを防ぐことができます。
白のシンプルな壁紙を指定したのに、型番を聞き間違えてしまったためんい、芝生柄の壁紙を貼られてしまった…なんてこともあったそうです
ちなみに、今はSNSで見つけた画像で壁紙を決めてしまう方もいらっしゃいます。
呼んだ?
イメージしやすくて便利なんですが、おススメしません!
いくら同じ型番の壁紙を使っても、まったく同じ仕上がりになるとは限らないからです。
SNSは少なからず画像の加工を行っていますし、あなたの家の日当たりや広さなど環境は違いますよね。
鵜呑みにしてしまうと「こんなはずじゃなかった」と後悔する可能性大!気になるものがあったら、サンプルを取り寄せて実物を確認しましょう。
対策③室内照明と自然光で見え方の違いをチェックする
サンプルを取り寄せたら、昼と夜の見え方の違いもチェックしてみましょう。
室内の照明と日中の自然光では同じ壁紙でも色味に違いがでます。
リビングのように大きな窓がある部屋ならなおのこと!
「思っていた色と違う」なんて失敗をなくすために、室内照明と自然光とどちらの状態でも確認してみるのが大切です。
対策④サンプルを床や壁に合わせて見る
全体のバランスを見るため、クロスを張る予定の壁や床との相性もチェックしてみましょう。
単品で見たらカワイイけど、「フローリングの木目と合ってないな」なんてことも分かります。
フローリングの色調も、明るい・暗い・赤味・黄味などさまざまあります。
実際に合わせてみて、好きな雰囲気になれば間違いありません。
時間をかけてじっくり選びたいという方には、ショールームにでかけてより大きなサンプルを見てみるのもオススメ。
実際に貼った壁を見るたり、スタッフから話を聞くことで失敗するリスクを最小限に抑えられます。
私も行きたかったな……(ショールームの存在を知らなかった)
対策⑤専門家に相談する
リフォームをするとなると決めることが多すぎて、壁紙選びにあまり時間が割けません。
私の場合は約10日ほどですべての壁紙を指定しました
時間や知識が足りない状態で、素人が一から壁紙を選ぶのはキツイものがあります。
そんな時は、専門家の力を借りるのもひとつの手です。
プロに聞けばあなたの理想のイメージを取り入れつつも、全体のバランスを見ながらピッタリの壁紙を選んでくれます。
リフォーム業者の一級建築士やインテリアコーディネーターに相談してみましょう。
相談できる人がいなければ、スキルを売り買いできるココナラを見てみてください。
たくさんの専門家がスキルを出品しており、誰でも気軽に依頼できます。
1軒まるごと壁紙を提案します!なんて便利なサービスもありました
壁紙は毎日目に入るもの。しかも気に入らなくても簡単に張り替えられるものではありません。
少しのお金と時間費やすだけで、「なんでこれ選んじゃったかな」が確実に減らせるんです。
まとめ:壁紙選びは失敗ポイントを抑えれば怖くない!
壁紙選びは楽しいものですが、色やデザインといった種類が多すぎて、見れば見るほど選びきれなくなりますよね。
失敗しない壁紙選びのポイントをおさえておくだけで、「こんなはずじゃなかった」を防ぐことができます。
「どれを選んだらいいのか分からないし、絶対に!壁紙選びで失敗したくない!」という方は、専門家に相談するのが確実。
せっかくのマイホームなのに何年も壁紙を見るたびにため息をつくよりも、有償でも専門家と一緒に選んで後悔するリスクを最小限に減らすほうがいいですよね。
私の失敗があなたの壁紙選びのお役に立てれば嬉しいです