そろそろ壁紙を新しくしたいな~。
張替え費用って、いくらくらいかかるもの?
張替え費用はできるだけ安く抑えたい!
壁紙の張替えはそう何度も経験するものではありません。
数万円?数十万円?いったい、どれだけの費用がかかるものなのか見当もつきませんよね。
ここでは実際にマンションをリフォームした我が家の「クロス張替え費用」のリアルな金額をお伝えします。
実際にもらった4社の見積書の画像付きで紹介します!
他にも約10万円のコストダウンに成功した、壁紙の張替え費用を安く抑えるコツもまとめています。
これから壁紙の張替えを検討している方のお役に立てれば嬉しいです!
4LDKマンションのクロス張替え費用【4社の見積書画像あり】
さっそくですが、我が家の例を参考に1社ずつ見積書つきでクロスの張替え費用を紹介します。
おもしろいもので、同じ条件を伝えても4社ともに費用はさまざま。
一番高い業者と低い業者とでは、124,500円もの差がありました
ちなみに、我が家の条件はこんな感じです
- 築13年の中古マンション
- 廊下や水回りも含め、4LDK(435m)をまるっとリフォーム
- 今回が初めての壁紙張替え
- 空室状態で張替えをするため、家具や家電の移動はなし
- リビングにアクセントクロスを希望
- マンションの構造上、梁が多い
あるクロス職人さんから、「梁が多いので手間賃がかかるかも」と言われました
我が家は中古マンションの購入を機にリフォームをしたので、壁紙だけではなく設備の交換なども行っています。
そのため、クロス職人さんに直接依頼したわけではなく、リフォーム業者4社から相見積もりをとって、じっくりと比較検討しました。
A社(不動産会社の紹介業者)
A社のクロス張替え料金:368,000円
不動産会社がよく仕事を依頼しているというリフォーム業者からの参考での見積書です。
部屋ごとに明細が分かれており、クロスのグレードや作業費もわかりやすく記載されています。
B社(地元のリフォーム業者)
B社のクロス張替え料金:292,000円
クロス本体のグレードは記載がありましたが、張替え費用で記載されていたのはこの一明細だけ。
他社の見積書には当然記載されていた、「下地処理」や「既存クロスの廃棄」にかかる料金が含められていません。
本当にこれで大丈夫なの?不安だな
B社は現地調査(見積もりをする上での下見作業)でも遅刻をしてきたり、名刺をくれなかったりと不信感があったので、早々に候補から外れました。
現地調査での体験談はこちらの記事でまとめています。リフォームを検討中の方はぜひお目通しください。
C社(地元のリフォーム業者)
C社のクロス張替え料金:410,400円
少し料金が高く感じましたが、採寸の仕方ひとつとっても丁寧な仕事がうかがえる業者でした。
こちらなら安心してリフォーム工事お任せできるかも
見積書も内訳が細かく記載されていてわかりやすいですよね。
最後まで悩んだのですが、結局トータルで金額を安くしてくれたD社へ依頼することにしました。
D社(地元のリフォーム業者)
D社のクロス張替え料金:525,250円
私が依頼したリフォーム業者の見積書です。大切なポイントは赤字表記にしてくれているので、とてもわかりやすかったです。
ただし、クロス本体が他はスタンダード品(量産品)で見積もりをもらっていましたが、D社はひとつ上のランクのクロスで見積もりをしていました。
そのため、スタンダード品に変更してもらい、単価1,150円→900円に変わったことで、最終的なクロス張替え料金は416,500円となりました。
【10万円も!?】壁紙・クロスの張替え費用を安く抑える3つの方法
業者からの見積書を見てもらって、「壁紙の張替えって結構高い……」って思いませんでしたか?
DIYで壁紙の張替え費用を最小限におさえる方もいらっしゃいますが、誰にだってできるわけではありませんよね。
DIYの道具をそろえるうちに、結局高くついちゃいそう
そこでリフォーム初心者の私にも簡単にできた、壁紙のリフォーム費用を安く抑えるコツを3つ紹介します。
私はこの方法で約10万円のコストダウンに成功しました!
3~4社で相見積もりをとる
リフォームをするのであれば、絶対にやってほしいのが相見積もりです。
できれば3~4社ほどから見積もりをとれれば、だいたいの費用相場や各社の特徴がつかめてきます。
なるほど~相見積もりをとって、1番安かった業者の見積もり金額に合わせてもらえばいいのね!
ちょっと待って!
値下げ交渉の材料として相見積もりをとるのは危険です
「A社の方が15万円安かったので、価格を合わせてくれるなら契約します」なんて言えば、業者は「金額でしか見ていないんだな」と受け取っても仕方がありません。
そうすると金額を合わせるために、未熟な職人だけで作業したり、手抜き工事したりする恐れもあります。
リフォームは家電のように買って終わりではなく、むしろ契約した後からが本番です。業者との信頼関係をいかに築けるかがリフォーム成功のカギを握っているともいえます。
相見積もりで失敗しない方法や注意点は別の記事で詳しくまとめているので、よろしければご覧ください。
ちなみに私はリフォーム業者に直接「相見積もりしてます」なんて言いにくかったので、【PR】タウンライフリフォームといったリフォーム業者一括見積もりサイトを利用しました。
こちらが何も言わなくても相見積もり前提で動いてくれるので、最初から他社を意識した見積書を簡単に集められます。
料金が安いクロスから選ぶ
最も効果的で誰にでもできるカンタンな方法は、クロスのグレードを下げることです。
えっ、安いクロスって品質は大丈夫なの?
シンプルなデザインばかりで物足りないってことはない?
なんて思いませんでしたか?(私は思ってました。そしてめちゃくちゃ調べました。)
安いといっても大量生産によりコストを抑えているのであって、品質はなんら問題ありません。
最近は量産品でも、色やデザインが豊富で、抗菌や防カビといった機能性も充実!アクセントクロスでも十分に使えそうです。
ちなみに、安いクロスで選ぶとどれくらい費用を抑えられるかというと……
我が家(クロス必要数435m)を例にした場合
- ハイグレードクロス 435m×@1,150円=500,250円
- スタンダード(量産品)クロス 435m×@900円=391,500円
約10万円コストダウンできました!
アクセントクロスはハイグレード品から選び、白系のメインクロスは量産品から選ぶ、という風にメリハリをつけると値段を抑えながらお洒落な壁紙に仕上がります。
まとめてリフォームする
壁紙を張り替えようと考えているなら、築10~15年ほど経過しているはず。
他にも故障や不具合がでてきた箇所はありませんか?
せっかく壁紙を張り替えるなら、これを機に他の場所もまとめてリフォームできないか検討してみましょう。
工事代金が大きくなる分、リフォーム業者への値引き交渉もしやすくなります。
他にもこんなメリットが!
リフォーム箇所を一度にまとめることで、都度発生する「解体・養生・ハウスクリーニング」といった諸経費を余計に払わずにすみます。
初期費用は高くなりますが、段階的に行うよりもまとめてリフォームする方が割安になるでしょう。
壁紙・クロス張替え業者の失敗しない選び方
業者選びは本当~~~~~っに、苦労するところ。
適正な価格でマジメに工事をしてくれる業者を選びたい!なんて思っても、そんな業者をどうやって選べがいいのかがわからないですよね。
リフォームを経験して、これは絶対に譲れないと思う3つのポイントをまとめました。
壁紙の張替えを検討しているなら、必ずチェックしてほしいポイント
業者との相性
リフォームにおいて、業者との相性ってめちゃくちゃ大事です。
実際に、我が家が契約したリフォーム業者の決め手は、価格でも提案内容でもなく担当者との相性でした。
リフォームは形のないものを、リフォーム業者と共同で1から作り上げていく作業です。そのためには、こちらが描いている理想のイメージを丁寧に汲み取ってくれる業者でなければなりません。
- 遠慮してなかなか思ったことが言えない
- こちらの要望を聞いてくれない
- 「ちょっと苦手かも」と感じてしまう
といった相手とは、工事完了後に「こんなはずじゃなかったのに」と後悔するかもしれません。
言いたいことも言えない業者はポイズンなんです
見積書のわかりやすさ
見積書をもらうとつい金額だけに目が行きがちですが、ひとつひとつの項目は必ずチェックしてください。
とはいえ、リフォームの見積書って私たちのような素人にはちょっとわかりにくいことが多いです。
- 業者ごとに見積書の書式や記載の仕方が違う
- 見慣れない専門用語が多い
相見積もりを取ると、業者ごとの見積書の違いを実感すると思います。
そこで注意したいのは、見積書の分かりやすさ。
例えば次のうち、どちらの見積書がわかりやすいでしょうか?
一見すると、A社の方が明細もスッキリとしていますし、料金も安く感じます。
ただし、A社には一式でまとめられていて総額しかハッキリしたことがわかりません。これが怖いところ!
内訳が詳しく書かれていないので、業者側の都合がいいようになんだってできちゃうんです
一方、B社はクロスのグレードや施工方法、工事範囲といった内訳がしっかりと記載されています。
こうした書き方ひとつとっても、「リフォームの内容をわかりやすく伝えよう」「トラブルにならないよう書面に残そう」という誠実な姿勢が表れています。
選ぶならB社のような、素人でも分かりやすく丁寧に作られた見積書を出してくれる業者です。
アフターサービスの有無
どんなに腕の良い業者にお願いしても、リフォームはトラブルがつきもの。
工事完了後の不具合にも対応してもらえるよう、アフターケアも見逃せないポイントになります。
壁紙を張り替えるくらいで、そこまで気にしなくてもいいんじゃない?
壁紙は、水回りに次いでトラブルになりやすい箇所なんです!
壁紙やクロスで起こりがちなトラブル
- クロスのつなぎ目部分がパックリと割れてきた
- 下地のボコボコが響いている
- 指定したクロスと違うものが貼られていた
壁紙を張り替えるだけといっても、必ずアフターサービスのついた業者を選んだ方がいいです。
私も壁紙を張替え後、不具合が出てきたのでアフターサービス内でやり直ししてもらっています。
アフターサービスのおかげで、いざトラブルが起きた時も業者にすんなり解決できました
その時の詳しい体験談はこちらの記事にまとめています。
リフォームでのトラブルは、誰にだって起こる話です。
前もって用心するにこしたことはありません
まとめ:壁紙の張替えは「業者選び」で決まる!
我が家がもらった4社の見積書をもとに、4LDKマンションでの壁紙張替え料金を紹介しました。
壁紙の張替えはリフォームの中でも比較的分かりやすい作業に感じるかもしれませんが、必ず3~4社から見積もりをとってじっくりと比較検討することが大切です。
壁紙の張替え費用は、業者によってピンキリです
ただし、安さばかりにこだわりすぎていると、安かろう悪かろうのリフォームになってしまうかもしれません。
金額面だけではなく、
- 業者との相性が良かった
- 見積書が丁寧に作られていてわかりやすかった
- アフターサービスが充実していた
といったポイントで業者を選ぶと失敗するリスクがぐんと減らせます。
何かとややこしく感じてしまう壁紙のリフォームですが、業者選びさえうまくいけば楽しいクロス選びが待っていますよ!
信頼できる業者が見つかりますように♪