リフォームで失敗したくない…どんなことに気を付けたらいいの?
リフォームは定価のない大きな買い物。カンタンにやりなおしできるものでもないので、失敗だけは避けたいですよね。
5,000円以上のものはじっくりとリサーチしてから買う慎重派の私。
もちろんリフォームも後悔したくない一心でいろんな方の口コミや失敗談を読み漁りました。
なのに、です。
やっぱりココもリフォームすれば良かった~~~~!
と、住んで1か月も経たないうちから後悔しています。
そんな我が家の後悔ポイントを5つ紹介します。
後悔の理由もこまかく書いているので、ぜひ最後までお付き合いください。
この記事を読めば私と同じ失敗は避けられます!
築13年の我が家をリフォームした体験談は別の記事にまとめています。
中古マンションのリフォームで我が家が後悔・失敗した5つのこと
「絶対に後悔しないように!」とリフォームした、我が家の後悔ポイントを紹介します。
後悔ポイントは、次の5つです。
後悔の理由とその後の対策についても本文で紹介しています
①床を張り替えれば良かった
住んでから「リフォームしておけばよかった」と一番後悔している箇所、それは床です。
リフォーム箇所をチェックしていた時点では、全体的にそこまで傷んではいませんでした。
入居当時の床の状態
傷や使用感はやや残ってるけど、今すぐ変えなきゃというレベルでもない。
当初、フローリングの張替え費用も見積もりをとったのですが、まあ高いこと!
フローリングの張替え見積もり費用
お値打ち品の普及品クラスで総額86万円……
憧れの無垢材のフローリングにしようものなら、すぐに100万円を超えてしまいそうです。
床(フローリング)の耐久年数は15~20年と言われていますが、我が家のマンションは築13年。まだもう少しいけそうな気がします。
予算がギリギリだったことから、床の張替えは貯金ができたらリフォームしたら良いかと諦めました。
小さい子がいるし、床にはジョイントマットを敷き詰めるんだから今やらなくてもいいか~
リフォーム前に戻って、過去の私に全力で説得したい。床のリフォームは今でしょ!と。
床にジョイントマットを敷くといってもせいぜいリビングと子供部屋ぐらいですよね。
劣化が早い生活導線上の廊下はフローリングのままのご家庭も多いはず。
さらにフローリングは木材でできているので当然水分には弱く、水回りのフローリングは痛みが早いです。
我が家のフローリングも、洗い物で立つことが多いシンク前の床が傷み始めています。
夫(85㎏)と私(りんご3つ分)が並んで立つと、やんわり沈むんです……
いつか下の階に抜けてしまわないかが不安で仕方ありません。
しかも、ですよ。
床のリフォームって入居前に行うほうが費用が安くすむんです。
例えば、いったん住み始めてしまうと家具や家電を設置しますよね。
- リビング:大型の液晶テレビ、本棚
- キッチン:冷蔵庫・食器棚
- 寝室:ベッド・衣装タンス
住みながら床を張り替えるとなると、これらの家具家電を移動させながら作業をすることになります。
もちろん移動はリフォーム業者がやってくれますが、その分の手間賃・人件費はこちらが負担することになります。
物がない状態ならムダな費用がかからないだけでなく、一気に作業を進められるのでリフォーム工期も最短で終わらせることができるんです。
床の張替えは、空室と住みながらとではリフォーム費用が大きく変わってきます。
どうしようか悩んでいる方は、ぜひ入居前に行うことを強くおすすめします。
補足:洋室だけフローリングの上にクッションフロアを張りました
どうしても黒カビが気になった洋室のみ、フローリングを張り替えています。
リフォーム業者に予算を抑えたいと相談したところ、フローリングの上にクッションフロアを張る案を出してもらいました。
これならフローリングの処分費もかかりませんし、接着剤でくっつけるだけなので費用も安く済みます。
憧れのヘリンボーン柄の床で私としては大満足の仕上がりです!
クッションフロアが浮いてきたり、凹凸ができることもあるので本来ならおすすめしてないんです
ということだったので、検討される際は、リフォーム業者とよく相談なさってください。
入居後もうすぐ1年を迎えますが、今のところ凹凸や浮きはありません
②コンセントの位置が使いにくい
コンセントの位置について、なんにも考えていなかった私。
「使いたいところにコンセントがない!」と住んでみて初めて気づくことが多いです。
我が家の場合だと、玄関にコンセントが一つもありません。
送迎や買い物など、子どもとの外出は基本的に電動自転車なので、バッテリーの充電は頻繁に行います。
子乗せ電動自転車のバッテリーって結構重たいんですよね。マンションの駐輪場から部屋までもって上がるのも一苦労。
わざわざコンセントのある部屋まで運んでも、今度は充電したことを忘れてそのまま外出してしまうんです。(え、私だけ?)
たとえば玄関の収納スペースの中にコンセントをつけておけば、充電器も隠せてスマートですよね。
持ち運びも便利だったのに……と後悔しています。
リフォーム箇所を検討する際は、ぜひコンセントの位置も忘れずにチェックしてくださいね。
実際に使う家電をどこに置くか、シュミレーションをしておくと失敗がありません
③美装工事(ハウスクリーニング)をケチってしまった
美装工事(びそうこうじ)って、聞いたことありますか?
私は3社のリフォーム業者から見積をとりましたが、美装工事の費用は4LDK(100㎡)でだいたい8~10万円ほど。
不要であれば外すこともできます。
美装工事がなくても、部屋全体の掃き掃除くらいはしますよ。
(美装工事ってつまりお掃除でしょ?高すぎない?)
美装工事費用が思った以上に高額だったため、自分たちで掃除をすればいいかと頼みませんでした。
浮いたお金でリフォーム箇所をグレードアップさせよう、なんて考えたんです。
これが失敗の原因。
私と夫、大人2人が3日かけて取り掛かりましたが、家の中全てを掃除するのは無理でした。
やってみて初めてこんなにしんどいものなのかと実感
もちろん自分たちで掃除を行うにあたり、入念に準備をしてから進めました。
Youtubeでプロが教える水回りの掃除方法を必死になって勉強し、ホームセンターでおすすめの洗剤も買いそろえました。
でも、期待していた以上に汚れが落ちないんです。
クリーニングといえど、そこはやっぱりプロです。使う洗剤も違いますし、素人の仕上がりと比べたら雲泥の差です。
水回りのリフォームをしないんだったら、せめてプロの手でクリーニングしてもらえばよかった
こうしたことを考えると、見積もりの金額も決して高いものではないのかもと今になってわかりました。
補足:リフォーム後の美装工事は、業者によって仕上がり・範囲・費用が違う
ただ、美装工事を頼む前にはひとつ注意点があります。
美装工事に決まった範囲はなく、どこまで綺麗に仕上げるのかは業者によって異なります。
例えば、リフォーム工事中に美装工事も手掛ける内装職人さんと話していたときのことです。
お風呂のエプロンを外して掃除するのなんて初めてだったので、大変でした~
素人なのにそんなとこまでやったの?ウチでもそこまでやらないよ
えっ?やらない?
あんなに高い費用とっといて、エプロン外して掃除しないの?と衝撃でした。
エプロンの内側ってカビが生えやすく、ゴミや髪の毛もたまりやすい場所。
お掃除をせずに放置していると臭いの原因にもなるので、入居前にはきれいさっぱりしておきたい箇所の一つです。
美装工事を頼むなら、依頼する前に次の点をしっかりと確認しておきましょう。
- どこからどこまで掃除してもらえるのか?
- 工事中の養生は対応してくれるのか?
決して美装工事は安くはない金額ですし、納得してお支払したいですよね。
今回のことがショックだったので、私だったらリフォーム業者には頼まず専門のハウスクリーニング業者に依頼します。
費用だけでなくどこまで掃除をしてくれるのか、丁寧に対応してもらえるのかじっくり比較して見極めたいからです。
試しにくらしのマーケットで水回りクリーニングを見てみたんですが、口コミ評価があってわかりやすいですね。
ここで評判のいい業者さんを探してみようかなと思っています。
近々依頼したいなと思うので、体験談としてアップします!
④リフォームのDIYはふすまでも大変
我が家の和室のリフォームを考えた際、予算の都合上、襖はまだキレイだからそのままでいいかとなりました。
気になったら自分たちで張り替えたらいいよね
と、また甘く考えていた私。
和室のリフォーム完了後、畳と壁紙を新しく張り替えたことで襖の黄ばみが目立つ結果になりました。
ふすまも併せて張り替えておけば、新築同様の和室に仕上がったのにと後悔しています。
かといって、ふすまをDIYで張り替えるのもめんどくさい……
より詳しい失敗談は、和室のリフォーム体験談にまとめているのでよかったらご参考ください。
私のように、節約が目的だけでDIYにチャレンジするのはちょっと待ってください。
材料や道具をそろえていたら、職人に頼んだ場合との差額がほんの数万円だった、なんてこともあります。
プロの職人なら数日で終わる作業も、素人だと数週間かかることも覚悟しなければなりません。
DIYは人によって向き不向きがあります。
冷静になって自分たちにかかる労力とコストを考えてみましょう
⑤窓の内側サッシをつければよかった
マンションといえば、気密性の高さから冬でも暖かいイメージがありますよね。
我が家のリビングは南向きにも関わらず、冬寒いんです
てっきりリビングに面した大きな窓は複層ガラス(ペアガラス) だと思っていましたが、実は一枚ガラスだったんです。
複層ガラスにリフォームできたら冬も暖かく過ごせるのに、と交換を検討しましたが、マンションでは窓は勝手にリフォームができないんです。
「窓」も「サッシ」もマンションでは共有部分にあたるため、たとえ持ち家でも居住者が勝手にリフォームできません。
他にもマンションにはリフォーム「できない」箇所があります。マンション規約を読んでおくと安心です。
じゃあ諦めるしかないんじゃないの?
私も諦めていたんですが、実は「二重サッシ」ならリフォームできるマンションもあるんです!
二重サッシとは、既存の窓をそのままに室内側に新たに窓サッシを取付けるもの。
暖かさだけでなく、
- 結露防止
- 防音効果
- 防犯効果
といったメリットもあります。
あじけないアルミサッシから、部屋の雰囲気に合わせてブラウンやホワイトに変えられるのでインテリアとしても優秀です。
断熱効果により、冷暖房の効率もアップするので、電気代の節約にもなるんです。
空調はエアコンだけの我が家には嬉しい効果!
しかも窓のリフォームなら省エネ住宅に該当するので、条件を満たせば国や自治体から補助金がもらえるかもしれません。
14,000~21,000円×窓の数の補助が受けられます。※窓のサイズによって金額に差があります。
参考:こどもみらい住宅支援事業(https://kodomo-mirai.mlit.go.jp/reform/point1.html)
補助金がもらえるなら、リフォームすればよかったかな~と少し後悔しています。
ただ二重サッシには、窓が二重になるので開け閉めする手間が二倍に増えるデメリットもあります。
面倒になるので結局つけなかった気もします
中古マンションのリフォームで失敗・後悔しないためには?
このブログにたどり着き、ここまで熱心に読んでくださっているあなたには大変申し訳ないのですが、
おそらくどれだけ失敗談を読んでも、後悔一切なし!のリフォームを実現するのは難しいでしょう。
私がいい例です
なぜなら、リフォームの条件や予算、求める性能が人それぞれ違うからです。
リフォームで後悔しないためには、「リフォームをどこの業者に依頼するか」にかかっています。
あなたの要望を丁寧に聞き、限られた予算内で希望のリフォームを実現してくれる業者に出会えるかが大切。
お互いのイメージをすり合わせていくことで、失敗する可能性を最小限に抑えられます
そのためには最初の1社で契約を決めてしまうのはリスクが大きすぎます。
必ず3~4社で相見積もりをとりながら、じっくりと時間をかけて業者を選びましょう。
リフォーム業者の選び方や相見積もりの方法は、次の記事で詳しく紹介しています
まとめ:中古マンションのリフォーム成功の秘訣は「業者選び」
後悔しないよう失敗談や口コミを読みふけった私でしたが、住んでみて「やっぱりここもリフォームしておけばよかった」と後悔しました。
リフォーム完了後に追加工事をするにしても、無駄な費用が発生するのでもったいないですよね。
できるだけ失敗するリスクを抑えたいなら、リフォーム前にプロの意見を参考にしましょう。
「こんなリフォームがあったんだ!」「高いと諦めていたけど、この施工方法なら安くできるかも」と、素人の私たちでは思いもつかない魅力的なプランを集める絶好のチャンスです。
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