リフォーム一括見積もりの２つのデメリットとは？賢い使い方も紹介

リフォーム業者を効率的に探すことができる一括サイトってめちゃくちゃ便利なんですが、

あまりおすすめできない一括見積もりサイトもあるので、使う前が注意が必要です。

これからリフォームされる方が後悔されないよう、使ってみた本音をそのまま紹介します。

こんな人に読んでもらいたい

リフォーム一括見積もりのデメリット

早速、利用したからこそ分かったデメリットを２点紹介します。

1. 加盟業者にあたりはずれがある
2. サイトによってサービスや質に偏りがある

加盟業者にあたりはずれがある

リフォームを考え始めると、やたらとリフォーム会社の看板が目につきませんか？

意外と世の中にリフォーム業者や工務店って多いんですよね。

リフォーム一括見積もりサイトでも、日本全国にある全てのリフォーム業者が登録されているわけではありません。

サイトによって加盟業者の数や質はあたりはずれが大きく、納得のいくリフォーム業者が紹介されないこともあります。

下記は、私が実際に利用した５社の内、業者紹介数と現地調査を依頼した数、満足度をまとめたものです。

リフォーム一括見積もりサイト	紹介業者数	現地調査を依頼した数	満足度
タウンライフ	６社	１社
リショップナビ	１社	１社
ホームプロ	５社	１社
リノコ	１社	０社
リフォーム比較プロ	３社	０社

リフォーム業者の紹介数が多ければ良いというものではありません。

どれだけ紹介数が多くても、優良業者じゃなければ意味がないんです。

こうしたサイトを利用する際は、

といった点に注意すると失敗がありません。

この記事を読んでくださっているあなたは、しっかり調べているので対策はバッチリです！

サイトによってサービスや質に偏りがある

リフォーム一括見積もりサイトはたくさんありますが、どれを使っても安全とは言い切れません。

中には、形だけの審査基準を設けて、加盟料さえ支払えばどんなリフォーム業者でも登録できるというサイトも存在します。

リフォームは分かりやすい金額の基準がなく、適正価格が判断しにくいことから悪徳業者が多い業界です。加盟審査がガバガバのサイトだと、悪徳業者にあたってしまう可能性が高くなります。

とりあえず気になった見積もり一括サイトを利用してみたけど、業者の対応が最悪だった・・・なんてことも。

また、こうした見積もり一括サイトは、リフォーム業者を紹介するだけでなく独自サービスをつけることでオリジナリティを出しています。

私が利用したリフォーム見積もり一括サイトをサービスごとに比較してみました。

一括見積もりサイト	加盟社数	最大紹介数	業者口コミ	施工事例	独自保証	匿名利用	その他
タウンライフ	600社以上	制限なし					オリジナルプランが無料でもらえる
リショップナビ	1,500社以上	5社					コンシェルジュがぴったりの業者を選んでくれる
ホームプロ	約1,200	8社					使いやすさナンバーワン！
リノコ	非公開	1社					リフォーム相談員に年中無休で相談できる
リフォーム比較プロ	非公開	4社					公式サイトで公開されている情報が少ない

リフォーム一括見積もりは複数利用すべし！

前述したとおり、リフォーム一括見積もりサイトごとに加盟業者の質や数にばらつきがあります。

いくら加盟社数が多くても、リフォームの条件（範囲・地域・金額・時期など）によって紹介できる業者は限られてきます。

そこから対応できるかどうかでさらに絞り込まれるので、加盟社数が多い＝紹介業者が多いとは言い切れません。

例えば、加盟業者数が1,500社以上と同サービスの中でも群を抜いて多い「リショップナビ」ですが、我が家への紹介数は1社でした。

１社しか紹介してもらえなかったのに、リフォーム初心者にリショップナビを推す理由はこちらの記事にまとめています。

紹介業者が重複しなかった要因はさまざまあるかと思いますが、ひとつに加盟業者が支払う加盟料の存在が影響しています。

見積もり一括サイトは私たちにとっては無料で利用できる便利なサービスです。

ですが、実際は加盟業者が支払う手数料や成約料で運営が成り立っています。

複数の一括見積もりサイトに加盟している業者もいますが、手数料を考えると１社だけしか加盟できないところも多いようです。

つまり１つのサイトだけに絞っていると、あなたにぴったりのリフォーム業者が見つかるチャンスが減ってしまうのです。

私のように５社利用すると管理も大変になってくるので、２～３社のサイトに絞って利用すると良いでしょう。

リフォーム一括見積もりサイトのよくある疑問

リフォーム一括見積もりサイトを利用する前は不安も多いですよね。

デメリットとも感じるよくある疑問を体験者目線で解説します。

怪しいサイトも多い？見分け方は？

先ほど紹介した通り、加盟料さえ支払えばどんな業者でも登録できるような悪質なサイトも存在しています。

そんなサイトにひっかからないためにも、運営元を必ずチェックしましょう。

一括見積もりサイト	運営者	設立年月日	特徴
タウンライフ	タウンライフ株式会社	2003年9月25日	代表取締役の笹沢氏は、元大和ハウス工業のトップ営業マン。営業時代に培われた「顧客優先」の理念が、タウンライフのサービスに生かされています。
リショップナビ	株式会社じげん	2006年6月1日	東証一部上場企業。これだけでこの会社の信用度がぐっとあがります。
ホームプロ	株式会社ホームプロ	2001年11月1日	大手企業である株式会社リクルートの完全子会社。リフォーム見積もり一括サービスを国内で初めて開始。
リノコ	セカイエ株式会社	2008年4月14日	リノコの他、土地活用や不動産売却サイトなど複数のサイトを運営
リフォーム比較プロ	株式会社サフタ	2012年5月17日	リフォームや外壁塗装のほかに、墓石などの施工関連の比較サイトを運営

しつこい迷惑電話が心配

一括見積もりサイトと聞くと、どうしても電話攻撃にあいそうで身構えてしまいますよね。

私が利用したサイトでは、不必要な営業電話はほとんどなく、業者とのやり取りはほぼメールで完結していました。

「やりとりはメール希望」としたり、電話に出られる時間帯を先に伝えておくと◎

ただし、加盟基準が不安なサイトではしつこい営業電話をしてくる業者もいます。

あまりにもしつこい場合は、紹介サイトの運営元へ報告しましょう。

こうしたトラブルやクレームも直接リフォーム業者に依頼しているのとは違い、運営元へ相談できるので気が楽です。

手数料が上乗せされてリフォーム費用が高くつくって本当？

リフォーム一括見積もりサイトを調べていると、「手数料が上乗せされて、リフォーム費用が高くつく」というウワサを聞いたことはありませんか？

リフォーム一括見積もりサイトもボランティアではなく事業として運営しているので、手数料が発生するのは当然ですよね。

では、本当にこれらの手数料が私たちのリフォーム費用に上乗せされているのでしょうか？

たとえば、ホームプロの公式サイトにはこのような回答が掲載されています。

ホームプロを利用しても、工事金額が変わらないとキッパリ否定しています。

でも、いくらサイト側が否定したところで、結局費用を上乗せするかどうかはリフォーム業者次第。

リフォームの見積もりは、相場もわからず聞きなれない単語ばかりなので、いくらでも上乗せできてしまいます。

そこで、リフォーム見積一括サイト経由で取り寄せた見積書と、不動産会社経由で取得した見積書で費用を比べてみました。

私の体験談からすると、この価格差はリフォーム一括見積もりサイト経由で依頼したからではなく、各業者の仕入れ価格や工事費用、保証内容によるものが大きいと感じました。

リフォーム業者も一括見積もりサイトに加盟している以上、一度に多数の業者と相見積もりされていることを前提の上で動いているはず。

わざわざ手数料分を上乗せし割高に見積書を作っていたら、厳しい価格競争では生き残れません。

ただ、必ずしもすべてのリフォーム業者が同じとは言えないので、見極めるためにも相見積もりは必須です！

相見積もりなんてやったことないし不安だなと感じる方は、初心者にも簡単にできるやり方をまとめましたのでこちらをどうぞ。

まとめ：リフォーム一括見積もりサイトは複数のサイトを利用しよう

この記事ではリフォーム一括見積もりサイトを利用して分かったデメリットを２点紹介しました。

リフォーム一括見積もりサイトは便利なサービスですが、１サイトだけでは満足のいくリフォーム業者を見つけられないかもしれません。

各サイトの入力にかかる時間は30秒～５分程度ですし、信頼できる業者を見つけるチャンスが広がるというメリットを考えれば、たいした手間ではありません。

3社の一括見積もりサイトを利用して、現地調査をお願いしたい業者を３～４社までに絞ると良いでしょう。

複数のサイトから見積もり依頼をすすめ、現地調査をお願いしたい業者を３～４社までに絞ると良いでしょう。

私が家族やママ友にお勧めしているリフォーム一括見積もりサイトは、タウンライフリフォーム・リショップナビ・ホームプロです。

それぞれの実際に使ってみた感想や、利用者のリアルな声はこちらの記事にまとめています。