リフォーム業者ってどうやって選べばいいの?
リフォームって悪徳業者が多いみたいだし、騙されそうで怖いな……
悪質なリフォーム業者による被害は後を絶ちません。ずさんな手抜き工事や、無理やり高額な工事を契約させられたなんてニュースもよく聞きます。
リフォームをするなら「適正な価格で誠実に工事をしてくれる業者を選びたい!」
でもそんな業者をどうやって選んだらいいのかがわからないんですよね。
私もリフォームの中で、業者選びが一番苦労しました
そんな過去の私と同じく、リフォーム業者選びに困っているあなたへ、
私がリフォーム業者選びで学んだことや失敗談をもとに、上手な選び方のコツを4つのステップにわけてあますことなくお伝えします!
「これさえ知っていれば……」と後悔する前に、ぜひ最後までお付き合いください。
STEP①リフォーム業者の6つの種類と得意分野から選ぶ
まず初めに、リフォーム業者の得意分野から選びましょう。
リフォームって、実は工事を請け負う業者がめちゃくちゃ多いのはご存じでしたか?
- 地元で古くからある工務店
- 全国展開しているハウスメーカー
- TVで人気の「匠」のいる設計事務所
- 普段の買い物でよく行くホームセンター
など、多くの他業種がリフォーム業界に参入しています。
あの無印良品だってリノベーションを手がけてるんですよ
こう選択肢が多いと、私たちはどうやって自分に合ったリフォーム業者を選べばいいのかわからなくなりますよね。
でも大丈夫です。
「どんなリフォームもお任せあれ、あらゆる工事が得意です!」なんて業者はほとんどいません。
つまり、リフォーム業者にはそれぞれ得意・不得意があるんです。
キッチンや浴室、トイレといった水回りのリフォーム専門の業者もいれば、建物の構造にも詳しく間取りの変更といった大規模工事を専門に請け負う業者もいます。
まずはあなたの希望するリフォームを得意とする業者を選びましょう
リフォーム業者の種類とそれぞれの得意分野について簡単に紹介します。
リフォーム業者の種類①リフォーム専門会社
基本的に新築工事は行わず、リフォームやリノベーションを専門に請け負う会社です。
外壁の塗り替え、床・壁紙の張替えといった内装、キッチン・浴室などの設備交換など、業者によって手がける施工範囲が違います。
会社のホームページから施工実績を確認して、どんな分野が得意なのかをチェックしてみましょう。
専門会社ならではの技術力と小回りの良さが魅力です
リフォーム業者の種類②工務店
新築やリフォームを請け負う建設会社で、地域密着型の営業をしているケースが多いです。
新築工事の知識を生かし、間取りを変えるといった大規模な増改築にも対応できます。
何かトラブルが起きた際もすぐに駆けつけてくれる、地元ならではの安心感があります
私も実際にリフォーム工事を依頼したのは、地元で古くから営業している街の工務店でした。
リフォーム業者の種類③ハウスメーカー
実は大手ハウスメーカーも、ひとつの事業や関連会社としてリフォームを行っています。
もともと自社が建てた物件のアフターケアとしての立ち位置だったのが、最近は他社が建てた物件のリフォームも請け負うところが増えてきています。
新築のノウハウを生かした大規模な増改築や、耐震工事にも対応できるのが強み。
全国展開による知名度の高さは信頼感は抜群です
リフォーム業者の種類④設計事務所
設計事務所は、デザイン力の高さと施主の細かい要望にも応える提案力を得意としています。
建築家や設計士、建築士といった専門家に対応してもらえる分、設計料やデザイン料などがかかり高額になりがち。
リフォーム前後を見せ「なんということでしょう~」でおなじみだった某テレビ番組も建築家の先生を取り上げていましたね
予算が高くなっても、オリジナリティにこだわりたい方におすすめです。
リフォーム業者の種類⑤住宅設備メーカー系列店
TOTOやLIXILといった住宅設備メーカーには系列の代理店があり、自社製品の設備に係るリフォームが得意です。
メーカーとも近い関係にあるため、アフターメンテナンスなどの保証サービスが充実していたり、全国規模での対応ができたりします。
一方、自社メーカーのみ使うことができ、競合製品を扱えないといったデメリットもあります。
このメーカーで全て揃えたい!と希望がある場合にはおすすめです
リフォーム業者の種類⑥家電量販店・ホームセンター
家電量販店やホームセンターでもリフォーム相談窓口を設けているところが増えてきました。
リフォームをするまでまったく気が付かなかったのですが、ガスコンロや洗面台がおいてあるコーナーにリフォーム特設スペースがあるところ多いです。
買い物ついでに気軽に相談しやすい、大手ならではのネームバリューといったメリットもありますが、工事は下請け業者に丸投げというところも少なくありません。
トイレだけを新しくしたい、といった小規模なリフォームなら候補の一つとして検討してもいいかもしれません。
専門業者に比べ工事費用が安い傾向にあります
STEP②会社情報から選ぶ
ざっくりとリフォーム業者の種類と得意分野から業者を絞ったら、問い合わせをする前に必ず会社情報を調べましょう。
見積もりを依頼する前に、これだけは見ておきたいポイントをまとめました。
これだけは見てほしい6つのポイント
立地
まずは会社の所在地を確認しましょう。何かあったときにもすぐに応じてもらえる距離が安心です。
車で30分以内の範囲が目安。
ちなみに、距離が近いとリフォーム費用を抑えられるメリットもあります。
なんで近い業者だと安くなるの?
遠い距離だと移動に時間も費用もかかるからなんです
リフォームをするとなると、打ち合わせ~契約~工事完了までそれなりの日数がかかります。
我が家は部分的なリフォームでしたが、約3週間はかかりました。リフォーム業者を選ぶ時間を含めると約3か月近くかかっています。
大掛かりなリフォームだったら半年以上かかることもあるでしょう。
それだけの期間、遠方から何度も来てもらっていては、人件費やガソリン代、駐車代など大きな負担になります。
最終的には、それらの諸経費を私たちが負担することになるのです
体験談
気になる業者をみつけたら、まずは会社の所在地でふるいにかけていました。
3社で相見積もりを取りましたが、いずれも車で30分以内のところです。
同じ市内よりも、隣の市の業者の方が近い場合もあったので、市区町村にしばられず移動距離で見てみるのがおすすめです。
社歴
リフォーム業者は、利用者からの口コミや評判が悪ければ長くは続けられません。
社歴の長い、長年リフォーム工事を請け負っているということは、信頼性の証明になります。
また、リフォーム経験の有無は工事の仕上がりに直結します。できれば5年以上、リフォーム経験のある業者を選ぶのが無難です。
開業ホヤホヤの業者だと工事実績も見れないので注意してください
口コミや評判
口コミや評判って私たちが何よりも気になるところ。
ただし情報通の奥様でも知り合いにいない限り、情報を入手すること自体難しいですよね。
我が家の場合、縁もゆかりもない土地で中古マンションを購入したので、途方にくれました。
評判のいい業者なんてどうやって探せばいいの……?
世間話すらできる人もいなかったので、口コミや評判の情報収集はスマホを使って行いました。
私が使ってみて良かったアプリ・サイトを紹介します。
Googleマップ
言わずと知れた王道の地図アプリGoogleマップ。
気になるリフォーム業者を地図上で検索すれば、カンタンに口コミ情報が入手できます。(口コミが投稿されている場合に限ります)
最近は飲食店の評判を見るときも「〇〇ログ」といったグルメサイトよりも、Googleマップを使う方が多いそう。
- 誰でも平等に口コミが投稿できる
- 信ぴょう性の低い不正な口コミはGoogle側で削除・アカウントの停止などの対応をとっている
ということから、ある程度は信用できる情報が期待できます。
ホームプロ
Googleマップの口コミは、本当に利用した人どうかは定かではありません。考えたくもないですが、いたずらや嫌がらせといった荒らし行為があるのも事実です。
実際にリフォームを依頼した人の生の声をチェックしたい場合は、ホームプロを使っていました。(ホームプロに加盟している業者に限ります)
ホームプロとはリフォーム業者を無料でマッチングしてくれる、業者探しの心強いサイトのこと。リクルートの子会社が運営していて安心感もあり、とにかくサイトが使いやすいです。
こんな口コミが見れちゃいます
辛口なコメントもつつみ隠さず掲載されています
もちろん、ネット上の口コミを鵜呑みにするのも危険です。
でもハッキリと悪い内容が書かれているのであれば、それだけの火種があるのかもと用心できますよね。
被害に遭った後で「私だけ知らなかったの……?」なんて事態は絶対に避けましょう
資格の有無
実はリフォームって、500万円未満の工事であれば法律的になんの資格も免許もいらないんです。
まったくの素人でもリフォーム業をはじめられちゃうってこと?
そうなんです!
悪徳業者が後を絶たないのもこうした背景があるからなんです
もしも医師免許のないお医者さんが、あなたの体を手術をしますって考えると怖すぎませんか?
リフォームもおなじことです。あなたの大切な住まいを、資格も持たない業者に任せられないですよね。
体的に、以下の資格を持っているかどうかチェックしてみましょう。
- 建設業許可証
請負金額500万円以上の建設工事に必要な許可証
- 建築士
設計・工事監理を行う資格。国家資格で取得が難しい
- 増改築相談員
住宅建築の現場で10年以上勤務、公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センターが行う試験に合格する必要がある
- マンションリフォームマネージャー
主に専有部分のリフォームで、マンション特有の制約に配慮しつつ、企画・提案する能力を認められたもの
必要じゃなくても資格を持っているということは、勉強熱心で誠実な証拠!
加盟団体の有無
リフォーム業界にはいくつかの団体があります。
団体に加盟していれば、その団体が定めている一定水準を満たしている企業と判断できます。
ただし、加盟していたらなんでもいいというわけではありません。
クレームが多い業者も加盟しているような団体もあります
次に団体い加盟している業者を選ぶと信頼できる企業を見つけられる可能性が高いです。
工事実績
今までどんなリフォームを手掛けてきたのか、工事実績を見てみましょう。どんな工事が得意なのかが見えてきますよ。
施工範囲だけでなく、イメージの相性も確認しておきましょう。
例えば、あなたが北欧テイストのキッチンにしたいと考えていたら、その感性を受け止めてくれる業者を選ぶべきです。
ウチは和風のリフォームが得意ですが、やってみます!
なんて業者だと、不安しかないですよね。
お互いのイメージが違ったまま工事が進んでしまうと、どれだけ仕様書通りに仕上がっても不満が残る結果になります。
工事実績は必ず確認してから依頼しましょう。
体験談
口コミの調べ方でも紹介した、ホームプロでも施工実績がたくさん載っています。業者の自社ホームページよりもわかりやすい場合もあるので、登録があればぜひ活用しましょう。
STEP③担当者の対応から選ぶ
リフォーム業者に見積の依頼をしたら、担当者の対応を見極めましょう。
リフォームは業者と協力して作り上げていくものです。
担当者との相性がリフォームの仕上がりにも影響してきます。
こんなところを見てほしい!
電話・メールの応対方法
電話やメールの応対には、担当者の仕事に対する姿勢が反映されます。
何度かけてもつながらない、一向に返信が来ないといった担当者だと、スムーズな工事対応は期待できません。
連絡がマメだとそれだけで信頼感がアップしますよね。
体験談
我が家に赤ちゃんがいることを気にして、「お昼寝中に電話で起きてしまうと申し訳ないから」とメールでやりとりしていたA社の担当さん。
メールの書き方も箇条書きでわかりやすく、設備を決める期限日には事前に電話をくれる親切さに感動しました。
こちらの要望を聞いてくれたか?
ものすごく基本的なことのように思えますが、意外にもあまり話を聞いてこない業者もいます。
プロならではの魅力的な提案をするためには、あなたが描いているイメージを丁寧に聞き取る必要があるはず。
そのためには次の点に注目してみましょう。
- 最後までこちらの話を聞いてくれたか
- 押し売りはなかったか
- 打ち合わせ中メモをとっていたか
- 適切なアドバイスをくれたか
- こちらかの質問にきちんと答えてくれたか
リフォームのクレームは、業者とのコミュニケーション不足が主要な原因にあがっています。
しっかり観察してこちらの要望をくみ取ってくれるかどうか見極めましょう。
話もロクに聞いてくれないような方は論外です
担当者との相性
個人的には、リフォーム業者選びで一番大切なんじゃないかと考えています。
担当者がどれだけ経験豊富でも、あなたとの相性が悪ければ満足のいくリフォームにするのは難しいでしょう。
担当者とうまくコミュニケーションがとれなかったばかりに、リフォーム後のイメージが伝わらず「なんでこんな仕上がりに……」と後悔する方も多いのです。
- お金の話も見栄を張らずにできる
- 飾らずにありのままのライフスタイルを見せられる
- デメリットも前もって説明してくれる
- なんでも相談しやすい
こんな担当者だったら、リフォームが終わった後も気持ちよく関係を続けていけます
STEP④見積書から選ぶ
素人である私たちにもわかりやすい見積書を出してくれる業者を選びましょう。
ここでは見積書からリフォーム業者を選ぶコツを紹介します
見積書は期限通りに提出されたか?
基本的なことですが、見積書を期限内に提出できたかどうかは良いリフォーム業者かどうかの判断材料になります。
見積書すら遅れるようなら、リフォーム工事のスケジュールにも問題がでてくる可能性があるからです。
時間にルーズな担当者には要注意です
素人にもわかりやすく作られているか?
リフォームの見積書には専門用語が満載です。いかに私たちが分かりやすい内容になっているかがポイント。
中には「工事一式」と一明細しか記載しない業者もいますが、どんな工事をするのか、どんな材料を使うのか全くわからないですよね。
一式表記はいくらでも工事をちょろまかせるので注意!
私がもらった見積書なんですが、見てください。クロスの張替えひとつとっても書き方が全然違うんです。
A社は「内装工事」の一明細なのに対して、B社は施工内容や工事個所を明細ごとに記載してあります。
内装工事だけでは、資材のグレードや施工範囲が一切わかりませんよね
また、見積書はもらうだけでなく、必ず担当者に口頭で詳しい説明を受けましょう。
工事の説明だけでなく、短所も包み隠さず話してくれ、わたしたちが選択できるような姿勢が理想です。
「機能性が高いのですが、その分コストもあがります」
「希望に近い材質なのですが、納期に時間がかかります」
私が依頼した担当者の中には、こちらから質問しないとデメリットを言わない方もいました。
聞かなかったら黙ってたのかなって不安になっちゃいますよね
価格は適正価格か?
リフォームは価格の決まり方が複雑です。
同じ部材でも質によって価格はピンキリですし、かかえている職人の人件費もずいぶん違ってきます。
複数社見比べてみることで、なんとく相場がわかってきますよ
注意したいのは、他社よりも「異常に安い見積書」。
- 部材のグレードが一番低いものだった
- 必要な工事が含まれておらず、後から追加工事を請求される可能性もある
といったことが考えられます。
必ず担当者に安さの理由を確認してみましょう。
そうはいっても、価格は少しでも抑えたいのが本音なんだけど
私がリフォーム費用を抑えたコツや、リフォーム工事が高くなる繁忙期についてまとめた記事があるのでよろしければ参考にしてください
アフターサービスはついているか?
リフォームは完成して終わりではなく、暮らし始めて不具合が出てくることもめずらしくありません。
住まいのトラブルを相談できる「住まるダイヤル」に寄せられた相談数を見てみると、リフォーム完了後の不具合相談は4,082件(2020年度)にものぼります。出典:住宅相談統計年報2021(公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター)
リフォームでのトラブルはあなたにも十分起こりうるお話なんです
そこで大事なのはアフターサービスの有無。
万が一のトラブルでも焦らずに相談できるよう、アフターサービスがついているか、またその内容は十分かを必ずチェックしましょう。
- 保証の対象になるもの
- 保証内容
- 保証期間
- 定期点検の有無
保証内容は会社によってバラバラ。中には独自保証を一切つけていない業者もいるので注意してくださいね
体験談
我が家が依頼したリフォーム業者は、無料の定期点検が3回(施工後1か月後・半年後・1年後)。
気温の影響で壁紙が剥がれてきたのですが、職人さんに無料で補修してもらえました。
アフターサービスがついていると、不具合が起きても気軽に相談できるのが良かったです。
リフォーム業者選びでありがちな失敗【体験談あり】
リフォーム業者の選び方について流れを追って解説しましたが、さらに「こんなリフォーム業者は選んじゃダメ!」についてお話させてください。
高齢な両親は見事に悪徳業者に騙されてしまいました……
私が経験したリアルな失敗談も交えて紹介していますので、あなたの業者選びのお役に立てれば嬉しいです。
価格が安い業者にお願いしたら手抜き工事をされた
リフォームは定価のない買い物。少しでも予算は抑えたいですよね。
「他社と比較させて一番安くしてくれた業者と契約するぞ!」と考えてしまいがちですが、実はこれ間違いなんです。
私も思いっきり同じこと考えてました
「もっと安くして」「おたくならいくらなの?」という姿勢は、「安かろう悪かろう」を引き起こす原因になります。
例えば、A社に対しB社よりも価格を下げるよう交渉したとします。
結果、要望通り値下げされた見積書を得られても、よくよく見てみると
- 設備や部材のグレードが最低ランクだった
- 人件費が異様に安い(未熟な職人をあてている?)
ということがあるかもしれません。
リフォーム工事が終わったあとに住むのは、あなたなのです。
住み心地の悪い家に暮らすことのないよう、価格以外の他も目を向けて検討しましょう。
急かされて契約するも対応がサイアク……
誠実なリフォーム業者は、工事の契約を急かすようなことはしません。
「今契約してくれたら、さらに100万円お値引きします!」なんて言いだす業者には要注意です。
大幅値引きは魅力的ですが、元の価格が適正価格よりも高く設定されていることがほとんどです
国民生活センターに寄せられた相談事例を見てみると、「契約するまで帰らない」と深夜まで居座る業者もいたそうです。
帰ってほしい一心で、つい契約してしまって後悔しているという内容でした。ひどすぎる。
その場で契約を迫られても、必ず時間をおいて見積書や提案書をじっくりと見比べましょう。
知り合い・友人紹介のリフォーム業者と相性が合わなかった
私がリフォーム業者選びで悩んでいた頃、友人の知り合いの業者を紹介してくれることになったんです。
めちゃくちゃラッキー!友人の紹介なら騙されることないでしょ~
なんて浮かれていたんですが……
会ってみると担当者の相性が合わず(ものすごくチャラかった)、本当にこれでいいのかなと不安を抱くようになったんです。
確かに、信頼できる人から紹介してもらえば安心感があります。
でも知り合いのおすすめでも、あなたと相性が合うかどうかは別の話。費用やデザインなど何を重視するかは人によって違いますよね。
提案内容や価格が納得いかなくても、頼まなければいけない状況になってしまうかもしれません。
そんな業者に依頼して、リフォームの仕上がりに満足できる訳ないです
知り合いに紹介してもらう場合も、あくまで候補の一つとして他の業者と比較する前提でいましょう。
詳しくはこちらの記事でまとめています。
訪問販売で契約してしまった
戸建てにお住まいだと、訪問販売の経験も一度や二度ではないはず。
「近くで工事をするのでご挨拶にきました」
「今なら無料で点検させてもらっています」
「外壁塗装のモニターをしてくれたら割引します」
私たち素人では見れないような、屋根・床下・外壁塗装を点検するそぶりを見せ「工事しないと危険です!」なんて不安をあおるんです。
まさに実家の両親はこの手口で悪徳業者にひっかかりました。
あの手この手で玄関のドアを開けさせ、巧みな話術でいつの間にか契約してしまったんです。
リフォーム工事の仕上がりに不満で問い合わせたところ、すでに倒産していました……
こうした被害はあとをたたず、国民生活センターでも「訪問販売などの不意打ち性の高い勧誘の場合、できるだけ契約しないこと」と注意喚起を行うほどなんです。
訪問販売は基本的にはインターホン越しに断る、これに限ります。
1社だけに依頼して相見積もりを取らなかった
リフォームをするなら、相見積もりをせずにリフォーム業者を選んでしまうのは危険すぎます。
なぜなら、1社だけで理想の業者に出会えるのは限りなくゼロに近いからです。
直観でピンときたから大丈夫よ!
他の業者比べるのなんてめんどくさいし。
ボッタクリ業者かもしれないし、他と比較しないとわからないよ!
私がまず最初に相談したのは、不動産会社紹介のリフォーム業者。出された見積もりはかなり高いものでした。
「フローリングも全室張り替えた方がいい、水回りも一新しないととてもじゃないけど住めないですよ」と不安をあおられたのでちょっと怖かったです。
不信感からほかの業者も検討してみようと考えたんです
だからといって手当たり次第、気になった業者に見積もり依頼するとかえって失敗してしまいます。
打ち合わせや見積書を見比べる作業は思ったより時間のかかるもの。相見積もりの数が多すぎると、私たち素人ではコントロールできなくなってしまいます。
私の経験上、相見積もりは3~4社からとると良いでしょう。
まとめ:リフォーム業者は価格ではなく「希望するリフォームを実現できるか」で選ぼう
リフォーム業者選び方のポイントは、「あなたが希望するリフォーム内容を実現してくれるかどうか」です。
そのためにも、「リフォーム業者の得意分野」「立地や担当者との相性」「施工実績や適正価格」などのチェックポイントから、業者をしっかりと見極める必要があります。
リフォーム業者選びは時間がかかり面倒なものですが、信頼できる業者さえ見つけられば大丈夫!
あとは設備選びやショールーム見学など楽しいことが待っていますよ。
この記事で紹介したリフォーム業者の選び方のコツを抑えれば、悪徳業者に騙されることはないはずです。
悪質な業者に引っかかることなく、信頼できる業者が見つかりますように
私がリフォーム業者探しで活用したサイトはこちらの記事にまとめています。